【熊本マスターズ2025】「後輩に勝つことができてよかったです」(古川佳奈)<初日/選手コメント-5>

11月11日に開幕したBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。日本で開催される国際大会には、日本代表を中心に、多くの日本選手らが出場している。ここでは、熱戦を繰り広げた選手らのコメントを紹介する。

古川佳奈
(岐阜Bluvic)

女子シングルス:予選1回戦は吉川天乃(岐阜Bluvic)に2−0で勝利。

――同門対決に勝って本選進出が決定

Super500の出場は初めて。ISやICの大会とは異なる雰囲気、環境でしたけど、会場に慣れて、後輩に勝つことができてよかったです。今は、S/Jリーグが開幕してチームが盛り上がっていて、その中で各選手が役割を果たそうという気持ちで練習に取り組めています。それが個人戦にも生きていて、だいぶ身体が動くなという感覚がありました。

――負けられない緊張感があった?

勝って本戦に上がることが一つの目標でしたので、そういう気持ちはありました。ラリー間に、そういうことを考え過ぎてしまったところがあったし、そこは自分の課題でもある。次は克服できるように頑張りたいです。

――本戦では、どんな戦いをしたいか

自分にとってはスター選手ばかり。今の自分が通用するのか確かめたい。また(ベテランになったが)まだまだやれるところを日本の皆さんに見てもらいたいし、そういう背中を見て後輩にも頑張ってもらいたい。(本戦での戦いを)自分にとっても、一つの糧にしたいなと思います。

また、チームの理念として、応援してくださるファンの方を増やすことは、一つの目標。ダブルスでは若手のペアが活躍し始めていると思うけど、やっぱり、シングルスも活躍しなければいけないし、岐阜は福島由紀、廣田彩花だけじゃないというところを自分は常々思っているので、一つひとつ、頑張っていきたいです。

新見桃芭(右)&相磯美心
(広島ガス)

女子ダブルス:予選1回戦は台湾ペアに2−0で勝利

――試合を振り返って

新見 最初は自分たちのペースでプレーできたけど、2ゲームからは相手の攻撃の仕方が変わって、受けに回ってしまいました。

相磯 Super500の大会は初めてで、少し緊張がありました。2人で出だしから勢いよくいけたのは、よかったです。あまりシャトルが飛ばない状況で、途中で受け身になってしまいましたけど、もう一回、2人で進めようと話し合って、また攻撃の形をつくれたのがよかったです。

――第2ゲームの競った場面について

新見 2ゲーム目はシャトルが飛ばず、ロングレシーブが通用しなくなってしまい、攻め込まれました。後半は、自分たちが受け身にならず、攻め切れたのがよかったと思います。

――S/Jリーグ開幕戦では2敗したが、トップ選手と対戦して経験を積めている

相磯 S/Jリーグではレベルの高い選手とやれたことで、体力面や技術面で大きく差があると感じました。ここまでの期間は短かったですけど、その点を意識して取り組みました。ちょっとずつでも、成長していけたらと思っています。

――本戦1回戦は、パリ五輪4位で世界選手権準優勝のティナー/タン(マレーシア)が相手

相磯 自分たちがどこまで戦えるかを目標に、全力を出し切りたいです。

新見 自分たちがどこまで通用するか。なかなか強い選手とやる機会はないので、しっかり2人で楽しんで、1点1点、取っていければと思います。

――ティナー/タンのペアには、どんなイメージを持っているか

新見 2人とも際どいところを全部拾うし、互いがしっかりと助け合っているイメージが強い。今の実力がどのくらい通用するか、明日は試されると思う。私自身も楽しみ。2人でしっかり楽しんで、スマッシュもしっかり返せるように(笑)、頑張ります。

相磯 あまり試合を見たことはないけど、コミュニケーションをすごく取っているペアという印象です。明日は、自分たちがミスをしなければ、ラリーはすごく長くなると思う。長いラリーになっても、その1本を取れるように、しっかりと2人で全力を出し切って頑張りたいなと思います。

取材・写真/平野貴也

構成/バドミントン・マガジン編集部

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投稿日:2025/11/11

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