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【熊本マスターズ2025】「できるだけいい体勢で打たせないことを心掛けた」(武井凜生)<初日/選手コメント-3>

11月11日に開幕したBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。日本で開催される国際大会には、日本代表を中心に、多くの日本選手らが出場している。ここでは、熱戦を繰り広げた選手らのコメントを紹介する。

武井凛生
(NTT東日本)

男子シングルス:予選1回戦は秦野陸(トナミ運輸)に2−0で勝利。

――試合を振り返って

(秦野とは)全日本総合で対戦したことがあったので、相手のイメージはできていました。スマッシュが速い攻撃型なので、相手に先にヘアピンを切らせないようにして、自分から前、後ろに相手を動かし、できるだけいい体勢で打たせないことを心掛けました。フォア奥が少し空調の影響が強い印象があったので、そこは強打を打たずに沈めていきました。

――コンディションについて

東南アジアの遠征で体調を崩してしまい、回復途上。それもあって、無理に決めようと思わず、とにかく先手を取って、自分が不利にならないラリーにしていくことに専念しています。それがうまくいっているところもあります。

――本戦に向けて

1回戦の相手(王子維/台湾)は、以前は世界ランクもすごく高かった選手。ラウンドからの強打が、強烈な印象があります。自分の持ち味は、スピードを出したラリーなので、そこで先手を取りたいです。ただ、これまでの相手とはスピードの感覚が違うと思うので、今以上のスピードでのラリーを意識しないといけない。守りに入らず、先手を取って、相手を動かしていくラリーをしたいです。

小川翔悟
(ジェイテクト)

男子シングルス:予選1回戦でマグナス・ヨハネセン(デンマーク)に2−0で勝利。

――試合を振り返って

相手は、ドイツのSuper500(ハイロOP)で準優勝している選手。勢いがあると思ったし、会場は空調の影響もあったけど、その中で相手の立ち位置を見ながらしっかりコントロールして、(相手の予測を)外せたかなと思います。

――この大会にかける思い

日本での大事な大会。昨年は予選で負けたけど、今回は予選を突破して本戦にいける。自分自身のレベルアップを感じます。今年はずっとケガを抱えていて、ようやく本格的に復帰したのが9月。今は、試合感覚が戻って万全な状態をつくれています。Super500の本選に出るのは初めてですが、どれだけ自分の力が通用できるか勝負してみたいなと思います。

――ケガから復帰できたが、焦っている部分はあるか

復帰したばかりの時期は、足が痛いまま試合をしていたので、身体の動きと考えが一致しない部分が多かったです。もっと時間がかかると言われていましたけど、スタッフを含めて、チームのおかげで早めに復帰することができました。今のような形になって、感謝しています。ケガは仕方がない部分がある。折り合いをつけて、自分のベストプレーをこれからも出していければと思います。

――本戦の目標は?

明日以降も自分より格上の選手しかいない。その中で、1回でも多く勝てるように頑張りたいです。

取材・写真/平野貴也

構成/バドミントン・マガジン編集部

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