1995年に始まった団体戦の国際大会『ヨネックス杯国際親善レディース』。31回目となるレディースプレーヤーの祭典が、11月5~9日、大阪府大阪市で開催された。大阪港にほど近いAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)に、海外からの24チームを含む231チームが集結。「競技レベルの高い選手」によるAゾーン、年齢別の9ゾーンに分かれ、3ダブルスで勝敗を争った。
Aゾーンの準決勝に進んだのは、昨年準優勝のYONEX MULAN(中国)、地元の若手選手が躍動する大阪バドミントンカレッジ(大阪)、昨年3位のChallenge Korea(韓国)、元日本代表の櫻本絢子、永原和可那らを擁するYONEX(日本)。激闘を制したYONEX MULANとChallenge Koreaが、決勝に進出した。
決勝戦の第1ダブルスは、YONEX MULANが第1ゲームを16本で先取。そのままストレート勝利かと思われたが、ひるまず攻め続けるChallenge Koreaが接戦の第2ゲームを奪う。遅れて始まった第2ダブルスは、Challenge Koreaが試合序盤から相手を圧倒。こちらが先に2-0で決着をつけた。その直後に第1ダブルスもクライマックスを迎え、Challenge Koreaがファイナルゲーム21-17で勝利。チームとして2-0で優勝が決まると、選手たちは抱き合って涙を流した。3位決定戦は昨年優勝のYONEXが、大阪バドミントンカレッジの勢いを止めて2-0で勝利した。
Challenge Korea・LEE D C監督コメント
「昨年は3位に終わったので、今年は優勝をめざして練習してきました。選手たちのプレーは、私が思っていたよりよかったです。昨日の試合で選手の一人が大けがをしてしまい、チームの雰囲気は落ちていましたが、そこからもっと団結しようと、ものすごいパワーが出ました」




※大会の模様は12月22日発売のバドミントン・マガジン1月号で紹介します
取材・文/平田美穂
写真/三野良介








