石川県金沢市で開催されていた第76回全日本学生大学対抗戦は、9日に大会最終日を迎え、男女ともに決勝が実施された。ここでは龍谷大が連覇を達成した女子のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト】

大学日本一をかけた大一番。先手を取ったのは筑波大だった。同時にスタートした第1、2シングルスのうち、第2シングルスは筑波大の1年生で個人戦を制している横内美音(上写真)が、小林優花に対して第1ゲームを17本で奪うと、第2ゲームも16本に抑えて先勝。しかし、直後には第1シングルスを戦っていた龍谷大のエース・中出すみれが、第1ゲームを奪った後、第2ゲームでも終盤までねばりを見せた玉木亜弥を、19本で振り切ってスコアをタイに戻す。

続く第1、2ダブルスも2試合同時に始まった。ここで龍谷大は、個人戦で優勝を飾った4年生の中出(上写真・左)/田邉裕美のエースペアが、広瀬未來/須﨑沙織に13本、14本と完勝。逆転に成功した龍谷大が優勝に王手をかけた。連覇に向けて勢いのついた龍谷大は、第2ダブルスの竹内真那/池内暖がファイナルゲームの末に敗れて2−2となったものの、第3シングルスに出場したのは、昨年の決勝戦でウイニングポイントをつかんでいる金廣真季だ。金廣は第2ゲームこそ筑波大の須﨑に17本で屈したが、ファイナルゲームでは昨年に続いてその勝負強さを発揮。21−17で金廣が2年連続となるウイニングポイントをつかむと、龍谷大のベンチからは選手たちが歓喜の表情で駆け寄った。

【最終結果】

優勝
龍谷大
優勝コメント
竹内真那 主将
「ほんとにこの1年間、連覇のためだけに頑張ってきました。龍谷大は昨年、初めてインカレで優勝したので、もちろん連覇も初めて。これだけは絶対に達成したいと思っていたので、最高にうれしいです。3連覇となると、(後輩には)重圧になると思うけど、努力できる子たちなので、みんなで頑張ってめざしてほしいなと思います」

準優勝:筑波大

3位:北翔大

3位:関西学院大
▼決勝(11月9日)
龍谷大 3−2 筑波大
中出すみれ②〔21−19、21−19〕0●玉木亜弥
小林優花●0〔17−21、16−21〕②横内美音
中出すみれ/田邉裕美②〔21−13、21−14〕0●広瀬未來/須﨑沙織
竹内真那/池内暖●1〔15−21、21−19、12−21〕②玉木亜弥/長廻優茉
金廣真季②〔21−16、17−21、21−17〕1●須﨑沙織
取材・文/吉井信行
写真/黒崎雅久
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