11月11日に、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン2025(熊本県立総合体育館/Super500)が開幕する。大会出場を予定している日本代表は、現在都内で強化合宿を行なっており、11月7日はメディアに向けた囲み取材が実施された。ここでは、取材に応じた代表選手の意気込みを紹介する。
女子ダブルス
五十嵐有紗(左)&志田千陽
(BIPROGY&再春館製薬所)
――熊本マスターズに向けて意気込みを
志田 友だちや応援してくださる方など「志田/五十嵐のダブルスを見るのが楽しみ」と言ってくださる方が身近にいるので、そういう方が楽しんでくださるようなプレーをしたいなと思っています。一生懸命頑張っていけたらと思います。
五十嵐 この合宿で、二人で練習する時間が、3日、4日間くらいあったので、話し合いながらできていると思います。それを試合で生かせるようにプレーできたらと思っています。
――連係面で取り組んでいることは
志田 合宿に入ってからはディフェンスの練習に多く取り組んでいます。お互いカバーし合う範囲など、今までとは違うなと自分の中では思っていて、その部分でディフェンスが一つの課題になっているかなと感じています。やっぱり、有紗の強みを生かせるように、自分がポジション取りをしないといけないですし、逆に自分が思い切っていかなければいけないところもたくさんある。そこはかなり意識しています。
――夏以降ペアを組んできて、自分たちとしては順調にきていると感じるか
志田 私自身、組み替えというのが初めてで、最初の3週はそこを意識しすぎて硬くなったところが自分ではすごく反省点でした。ヨーロッパでは、あまり申し訳ないと考えすぎず、開き直って、集中して自分のパフォーマンスを出すことができて、自分が機能することで有紗のよさがもっと出たりするところもあった。大会を重ねる中で、日本選手に負けたりしたところでは、やっぱり悔しさやまだまだだと思うところもありますが、2カ月しか組んでいない中で、内容が悪い試合もあまりなかったですし、ちょっとずつよくなっている。反省点を伸ばしていくという意味では、順調ではあるのかなと思います。
五十嵐 結果的に見たら、順調に見えると思うのですが、やっぱりベスト8以降、ベスト4に入る、それ以上行くというところでは、ちょっと壁にぶち当たっていて。やっぱり、それ以上に行きたいという思いはあります。最初はベスト8、ベスト4に行って、ポイントを稼いで、ランキングを上げたいという思いがあったんですけど、それより上に行くとなると課題がたくさん見えてきたなという印象です。ここからは、それより上に行くために、二人でやっぱりプレーを合わせていかなきゃいけないなと思っています。
――今年終盤から来年にかけて、このあたりまで結果を出したいなどの目標は?
五十嵐 来年までには自分たちの形を見つけて、うまくローテーションができた上でプレーしたいなというのがあります。1回決勝に進んだり、優勝できたりしたら、何か見つかってくるんじゃないかなと思うんですけど。とにかく今は一緒にたくさんプレーをして、試合をたくさん積んで、何かわかることがあればいい。もちろん、今すぐに結果を残したい気持ちはありますが、徐々にできるようになってきたらいいのかなと自分は思います。
志田 今の状況でも試合はやってくるので、結果を求めていきたいところはあるのですが、周りのスタッフからは「今しか負けられないから、その中でいろいろトライした方がいい」と言ってもらっています。年内は全日本総合があり、12月の総合までに修正していきたいです。総合で存在感を出していけるように、しっかり結果を残したいと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
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