10月19日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP(オーデンセ/Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾が、久々の優勝に向けて決勝戦に挑んだ。
決勝戦の相手は、インドネシアのアルフィアン/フィクリ。新ペアで挑んでいるインドネシアペアに対し、保木/小林(上写真・手前)が第1ゲームを先制する。保木が積極的に前に入り、小林の強打を導いてポイントを重ね21−18。しかし、第2ゲームは15−14から7連続失点を喫し、勝負の行方は最終ゲームへ。
久々の優勝に向けて負けられない保木/小林は、勢いが出てきた相手に対し、引かずに応戦。序盤こそ1−5と先行されたが、すぐに9オールで追いつくと、その後は互いに主導権を譲らず接戦に。試合が動いたのはゲーム後半。保木/小林が、16−15から19−16でリード。インドネシアペアも負けずにポイントを奪い返して19オールとしたが、最後は保木/小林が2連取を奪い、21−19で優勝。激戦を制した保木/小林が、2023年のシンガポールOP(Super750)以来のツアー制覇を達成。デンマークOPも2021年以来4年ぶりに頂点に立った。
男子シングルスは、世界王者の石宇奇(シー・ユーチー/中国)と好調のジョナタン・クリスティ(インドネシア/上写真)が激突。ファイナルゲームとなった勝負は、ジョナタンが21−15で制して優勝。9月末の韓国OP(Super500)に続くツアー連覇を飾った。また、女子シングルスはアン・セヨン(韓国)が王祉怡(ワン・ジーイ/中国)を2−0で制して、今季8回目の優勝を飾った。
10月19日(決勝)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔13−21、21−15、21−15〕1●石宇奇(中国)72分
【女子シングルス】
アン・セヨン(韓国)②〔21−5、24−22〕0●王祉怡(中国)50分
【男子ダブルス】
保木卓朗/小林優吾②〔21−18、15−21、21−19〕1●アルフィアン/フィクリ(インドネシア)67分
【女子ダブルス】
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔15−21、21−14、21−15〕1●孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)75分
【混合ダブルス】
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−13、21−9〕0●蒋振邦/魏雅欣(中国)33分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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