10月17日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP（オーデンセ／Super750）4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は、男子シングルスを除く4種目で上位進出をかけた戦いに挑んでいる。
女子シングルスは山口茜（上写真）、宮崎友花が準々決勝に登場。山口は台湾選手に第1ゲームを奪われるスタートとなったが、第2ゲーム以降は自分のペースに持ち込み、8本、7本で勝利。ベスト4進出を決めた。宮崎は第1シードのアン・セヨン（韓国）との戦いとなり、第1ゲームは宮崎が16本で先制する。しかし、その後はアン・セヨンから思うようにポイントが奪えず、第2ゲーム、そして最終ゲームも一桁台に抑えられて敗れた。
女子ダブルスは福島由紀／松本麻佑（上写真・右）、中西貴映／岩永鈴、五十嵐有紗／志田千陽の3ペアが、ベスト4をかけて強敵たちと激突。福島／松本は中国の譚寧（タン・ニン）／劉聖書（リュウ・シァンシュ）に対し、第1ゲームは15−21で奪われたものの、続く第2ゲームは11オールから6連続得点で引き離し21−15で奪い返す。最終ゲームに入ると、前半に得点を重ねた福島／松本が12−4。その後もリードをしっかり守りきり、福島／松本が21−15で勝利。ベスト4入りを決めた。
一方、中西／岩永、五十嵐／志田は競り合いの末に敗戦。中西／岩永は李紹希（イ・ソヒ）／ペク・ハナ（韓国）と1時間40分にも及ぶ熱戦となったが、最後はファイナルゲーム16本で敗戦。五十嵐／志田は、ペアとしては今大会と次戦のフランスOP（Super750）で最後となる陳清晨（チェン・チンチェン）／賈一凡（ジャ・イーファン）に、ファイナルゲーム19本で敗れている。
混合ダブルスは、準々決勝に進んだ緑川大輝（上写真・手前）／齋藤夏が、韓国のイ・ジョンミン／蔡侑玎（チェ・ユジュン）に13本、8本で快勝。世界選手権男子ダブルス銀メダルの陳柏陽（チェン・ボーヤン）／劉毅（リュウ・イー／中国）と対戦した保木卓朗／小林優吾は、17本、14本のストレートで退け、準決勝へと勝ち進んだ。
10月17日（準々決勝）の結果、18日（準決勝）の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝（10月17日）
石宇奇（中国）②〔21−19、19−21、21−19〕１●クリスト・ポポフ（フランス）79分
ビクター・アクセルセン（デンマーク）②〔13−21、21−12、21−18〕１●クンラビット・ビティサラン（タイ）71分
ジョナタン・クリスティ（インドネシア）②〔21−18、21−23、21−17〕１●李詩灃（中国）89分
アレックス・ラニエ（フランス）②〔21−9、21−14〕０●ラクシャ・セン（インド）44分
▼準決勝（10月18日）
石宇奇（中国） − ビクター・アクセルセン（デンマーク）
ジョナタン・クリスティ（インドネシア） − アレックス・ラニエ（フランス）
【女子シングルス】
▼準々決勝（10月17日）
アン・セヨン（韓国）②〔16−21、21−9、21−6〕１●宮崎友花58分
山口茜②〔16−21、21−8、21−7〕１●邱品蒨（台湾）46分
韓悦（中国）②〔17−21、21−6、21−16〕１●ミア・ブリックフェルト（デンマーク）58分
王祉怡（中国）②〔20−22、21−6、21−15〕１●ミッシェル・リー（カナダ）62分
▼準決勝（10月18日）
アン・セヨン（韓国） − 山口茜
韓悦（中国） − 王祉怡（中国）
【男子ダブルス】
▼準々決勝（10月17日）
梁偉鏗／王昶（中国）②〔21−19、21−18〕０●アズリン／タン（マレーシア）38分
アルフィアン／フィクリ（インドネシア）②〔21−8、21−15〕０●レーン／ベンディ（イングランド）31分
保木卓朗／小林優吾②〔21−17、21−14〕０●陳柏陽／劉毅（中国）38分
シェティ／ランキレッディ（インド）②〔21−15、18−21、21−16〕１●アルディアント／ヒダヤット（インドネシア）65分
▼準決勝（10月18日）
梁偉鏗／王昶（中国） − アルフィアン／フィクリ（インドネシア）
保木卓朗／小林優吾 − シェティ／ランキレッディ（インド）
【女子ダブルス】
▼準々決勝（10月17日）
福島由紀／松本麻佑②〔15−21、21−15、21−15〕１●譚寧／劉聖書（中国）69分
李紹希／ペク・ハナ（韓国）②〔21−23、21−18、21−16〕１●中西貴映／岩永鈴100分
孔熙容／キム・ヘジョン（韓国）②〔21−13、21−12〕０●鄭ナウン／イ・ヨンウー（韓国）
陳清晨／賈一凡（中国）②〔20−22、21−14、21−19〕１●五十嵐有紗／志田千陽74分
▼準決勝（10月18日）
福島由紀／松本麻佑 − 李紹希／ペク・ハナ（韓国）
孔熙容／キム・ヘジョン（韓国） − 陳清晨／賈一凡（中国）
【混合ダブルス】
▼準々決勝（10月17日）
蒋振邦／魏雅欣（中国）②〔21−16、21−23、21−19〕１●クリステンセン／ボエ（デンマーク）68分
チェンTJ／トーEW（マレーシア）②〔21−17、21−11〕０●ゴーSH／ライSJ（マレーシア）38分
緑川大輝／齋藤夏②〔21−13、21−8〕０●イ・ジョンミン／蔡侑玎（韓国）34分
馮彦哲／黄東萍（中国）②〔21−12、23−21〕０●郭新娃／陳芳卉（中国）38分
▼準決勝（10月18日）
蒋振邦／魏雅欣（中国） − チェンTJ／トーEW（マレーシア）
緑川大輝／齋藤夏 − 馮彦哲／黄東萍（中国）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／BADMINTONPHOTO
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