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【インカレ2025】1年生の横内美音が優勝!単複Vをねらった中出すみれを下しインカレ女王に!<女子シングルス結果>

10月16日に開催された大学生の個人戦日本一を決める全日本学生選手権(群馬・ヤマト市民体育館)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。ここでは、各種目の決勝の戦いをレポートする。

準々決勝・準決勝レポート
(10月15日)

男子シングルス / 女子シングルス

男子ダブルス / 女子ダブルス

混合ダブルス

女子シングルスの決勝は、準決勝で前回大会3位の今泉明日香(日本体育大)を2−0で制した1年生の横内美音(筑波大/上写真)と、女子ダブルスとの単複制覇をねらう中出すみれ(龍谷大)が対戦。中出は直前の試合で女子ダブルスを制していたが、そこからの連戦でシングルスの頂上決戦に挑んでいた。

決勝が始まると、前半は7オールと互いにポイントを取り合う展開に。ここでスピードを上げたのは横内。7−8から積極的に仕掛けて7連続得点を奪い、一気に点差を広げる。中出も4連続ポイントで対抗したが、第1ゲームはリードを守った横内が21−14で制した。

第2ゲームに入ると、第1ゲームと同様に前半は拮抗した戦いに。再び横内が先に抜け出し12−8でリード。中出にプレッシャーをかける。しかし、中出も「後半は〝もうやるしかない〟という気持ちになれた」とスピードを上げて応戦。ドライブ展開を交えながら14オールに追いついた。

再びスコアが競り合うと、後半はスピードを落としたラリー勝負の展開が続く。中出がドロップとクリアーで横内のミスを誘うと、17−15とリード。ただ、中出にシングルスの疲労が見え始めた終盤は、横内が我慢比べを制してポイントをつかむ。「相手が動かしてきたけど、自分も相手の球を利用して動かす気持ちでラリーをしていた」と横内。19オールから横内が20点をつかみ、チャンピオンシップポイント。最後も互いに前後左右に揺さぶる好ラリーを繰り広げると、横内のクロスドライブに反応した中出の低いロブが、サイドアウト。21−19で熱戦を制した横内が、1年生女王に輝いた。

優勝:横内美音(筑波大)

「個人戦のタイトルを取れたのは、小学生の時以来です。ずっと優勝タイトルが取れずに、悔しい思いをしていました。今回は、他の選手が2種目兼ねる中で、私は1種目に絞ってシングルスに集中。疲れていないぶん、1試合1試合、足を使ってフィジカルで勝負していこうと思っていました。最終的には、優勝という形で終わることができてよかったです」

▼決勝戦(10月16日)

横内美音(筑波大)②〔21−14、21−19〕0●中出すみれ(龍谷大)

上位入賞者。左から江見日和菜(北翔大/3位)、横内美音(筑波大/優勝)、中出すみれ(龍谷大/準優勝)、今泉明日香(日本体育大/3位)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/黒崎雅久

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