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【インカレ2025】第1シードを下して勝ち上がった犬嶋&今村と、準決勝の接戦を制した野口&杉山が決勝で激突!<混合ダブルス結果>

10月11日に大学生の個人戦日本一を決める全日本学生選手権(群馬・ヤマト市民体育館)が開幕。大会5日目の15日は準々決勝と準決勝が行なわれ、最終日16日の決勝戦に臨むファイナリストが決定した。ここでは、種目別の戦いをレポートする。

【混合ダブルス】

15日に行なわれた混合ダブルスは、準々決勝からスタート。第1シードの吉田翼/玉木亜弥(日本体育大/筑波大)は、3回戦で敗戦。日本代表でもある吉田/玉木を破った犬嶋宏介(上写真・奥)/今村涼(日本体育大/青山学院大)が準々決勝まで勝ち上がり、稲川天/牧野美優(日本大)を破ってベスト4に進んだ。また、女子ダブルスの優勝候補である田邉裕美(龍谷大)は、1年生の野村雅人とのペアで準々決勝を突破する。

もう一方の山では、日本体育大の竹澤陽生/今泉明日香が、田中市之介/岡本萌奈未(法政大/早稲田大)とのファイナル勝負を制して準決勝へ。野口翔平/杉山凜(筑波大/明治大)は、奥優汰/橋村羽奏(法政大)を19本、12本に抑えてベスト4入りを果たした。

前回大会の同種目で入賞経験があるのは、筑波大の野口翔平のみ(ペアは青木もえ/ベスト8)。フレッシュな面々が決勝のイスをかけて争うと、先に準決勝を制したのは犬嶋/今村。田邉/野村に、犬嶋が強烈なアタックを叩き込みプレッシャーをかける。田邉/野村も負けずにレシーブで押し返したものの、第1ゲームの接戦を犬嶋/今村が19本で先制する。第2ゲームも再び競り合う時間が続いたが、16オールからサービスプッシュを決めた犬嶋/今村がリードすると、そのまま連続ポイントを奪い19−16。田邉/野村もここから2点を取り返して犬嶋/今村に迫ったが、最後まで攻撃の手を緩めなかった犬嶋/今村が追走を振り切り、21−18で勝利。競り合いをモノにした犬嶋/今村が準決勝を突破し、頂上決戦に駒を進めた。

この日のラストマッチとなったのが、野口/杉山(上写真・左)と竹澤/今泉の戦い。第1ゲームを先制したのは野口/杉山。コートを幅広くカバーする野口が攻撃のチャンスをつくると、杉山も積極的に仕掛けて21−19。第2ゲームは、今泉が果敢にネット前に飛び出し、竹澤の強烈なスマッシュを導く。18オールから先に抜け出した竹澤/今泉が、21−19で取り返しファイナルゲームに突入した。

続く最終ゲームも互いに主導権を渡さず、激しく競り合う展開に。勝負は20オールとなり、先に竹澤/今泉が21−20でマッチポイントを握る。しかし、野口がサービスまわりで先手をつかみ21オールにすると、ネット前で押し込んだ竹澤のアタックががバックアウト。野口/杉山が逆王手をかける。すると、最後は長いラリーから杉山がネット前でプッシュを叩き込み、野口/杉山が23−21で勝利。決勝進出を決めた。

日体大の竹澤(右)/今泉は大接戦の末に敗戦。竹澤の豪快なスマッシュや今泉の鋭い飛び出しなどで第2ゲームを奪い返し、ファイナルゲームも激戦を演じた
堅いレシーブからポイントをつなげた田邉/野村。競り合いに持ち込んだものの、最後は相手に振り切られた

▼準々決勝(10月15日)

犬嶋宏介/今村涼(日本体育大/青山学院大)②〔21−14、21−11〕0●稲川天/牧野美優(日本大)

野村雅人/田邉裕美(龍谷大)②〔21−17、21−7〕0●永田拓己/吉村茉恩(立命館大)

竹澤陽生/今泉明日香(日本体育大)②〔19−21、21−15、21−13〕1●田中市之介/岡本萌奈未(法政大/早稲田大)

野口翔平/杉山凜(筑波大/明治大)②〔21−19、21−12〕0●奥優汰/橋村羽奏(法政大)

▼準決勝(10月15日)

犬嶋宏介/今村涼②〔21−19、21−18〕0●野村雅人/田邉裕美

野口翔平/杉山凜②〔21−19、19−21、23−21〕1●竹澤陽生/今泉明日香

▼決勝(10月16日)

犬嶋宏介/今村涼 − 野口翔平/杉山凜

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/黒崎雅久

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