10月12日に開催されたBWFワールドツアー・アークティックOP(フィンランド・ヴァンター/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
初日/1回戦結果
(10月7日)
女子シングルス決勝まで勝ち上がったのは、日本の誇る大エース・山口茜(上写真)。8月の世界選手権、9月末の韓国OP(Super500)で優勝を飾っている女王は、今大会も順当に白星を重ねていた。決勝は、タイのブサナン・ンバルンパンと対戦となったが、ここでも山口がペースをつかむ。第1ゲームは前半からリードを奪い19−14。ここからブサナンに連続得点を奪われ19オールとされたが、最後は山口が2連取して21−19で先制した。
第2ゲームも山口が先行し、ブサナンが追う展開。後半17−16と接近されたが、勝負強さを発揮したのはやはり山口。ここから4連続得点を奪い、21−16で勝利。韓国OPに続く、2大会連続優勝を飾った。
女子ダブルスは、中西貴映(上写真・右)/岩永鈴がマレーシアのティナー/タンと対戦。今年に入って2回目の対戦となったが、前回敗れている中西/岩永が第1ゲームから大苦戦。相手に8連続得点を許してしまい、7−21で落とした。第2ゲームに入っても、主導権を握ったのはマレーシアペア。連続失点が続いた中西/岩永は最後まで流れを引き戻せず、9−21で敗戦。今シーズンの初Vはお預けとなり、準優勝に終わった。
男子シングルスは台湾の周天成(チョウ・ティエンチェン/上写真)が、クンラビット・ビティサラン(タイ)をファイナルゲームの末に破って優勝。昨年の本大会優勝以来、1年ぶりにツアータイトルを獲得した。また、男子ダブルスは2022年の世界選手権王者であるアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)を下したレーン/ベンディ(イングランド)が優勝。ベテランペアが、Super500の大会で初制覇を飾っている。
10月12日(決勝戦)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
周天成(台湾)②〔21−11、13−21、21−19〕1●クンラビット・ビティサラン(タイ)77分
【女子シングルス】
山口茜②〔21−19、21−16〕0●ブサナン・ンバルンパン(タイ)43分

【女子ダブルス】
中西貴映/岩永鈴②〔21−7、21−9〕0●ティナー/タン(マレーシア)32分

【男子ダブルス】
レーン/ベンディ(イングランド)②〔21−18、25−27、21−17〕1●A・チア/ソーWY(マレーシア)76分

【混合ダブルス】
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−19、24−22〕0●馮彦哲/黄東萍(中国)49分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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