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【国スポ2025】リベンジに燃えた青森が3年ぶりの頂点へ〈少年女子〉

9月28日に滋賀県大津市で開幕した『第79回国民スポーツ大会』。10月1日に最終日を迎え、滋賀ダイハツアリーナで各種目の3位決定戦と決勝が行なわれた。ここでは、青森が3年ぶり12回目の頂点に立った少年女子のダイジェストをお伝えする。

【少年女子】

3年ぶりに少年女子の部を制した青森

今年、10年連続の春夏連覇を達成した柳井商工高のメンバーで構成する山口には、今大会で3年連続の春夏秋3冠という偉業が懸かっていた。準決勝では四天王寺高メンバーの大阪を、シングルス2つで逆転勝ちして決勝へ。対するは、その柳井商工高にインターハイの準々決勝で敗れた、青森山田高の3名で構成する青森だった。

青森の東谷悠妃(右)/德永結妃。手強い相手に2ゲームで勝利し、チームに勢いをつけた

まずダブルスで青森は、東谷悠妃/德永結妃の3年生・2年生ペアが、インターハイ個人ダブルス3位の松本紗季/鎌田虹花に16本、15本で先勝。埼玉との準決勝では敗れたペアだが、得意の攻撃パターンが噛み合って、出だしから勢いに乗った。

気力充実のパフォーマンスで快勝した青森の浅野真央。優勝決定の瞬間、歓喜を爆発させた

続いて2年生の浅野真央が、丁寧かつ積極的なプレーで、インターハイ覇者・白川菜結のミスを引き出し、12本、15本で勝利。夏のリベンジを果たすとともに、3年ぶりの栄冠を手にした。

残念ながら勝利には至らなかった松本紗季(後ろ)/鎌田虹花(山口)だが、伸び盛りの実力を生かして来季の雪辱を期す

【優勝コメント】

青森・藤田真人監督

「柳井商工が、ずっと勝ち続けている状況で、なんとか止めたいという思いは皆にありました。2年生を主力にしたチームでこうして勝てたことは、今後に向けて大きな励みになります。来年は青森開催で第1シードにもなるので、今回のように、また皆でしっかり頑張っていきたい」

 

【結果】

▼決勝

青森 2−0 山口

東谷悠妃/德永結妃②〔21−16、21−15〕0●松本紗季/鎌田虹花

浅野真央②〔21−12、21−15〕0●白川菜結

▼3位決定戦

大阪 2−1 埼玉

米本宙那/小林茉央●0〔16−21、20−22〕②河村実里/星野結衣

神尾朱理②〔21−14、21−7〕0●阿部果凛

小林茉央②〔21−18、15−21、21−13〕1●河村実里

 

取材・文/山口奈緒美

写真/菅原 淳

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