北海道釧路市(ウインドヒルくしろスーパーアリーナほか)で開催されていた、第44回全日本ジュニア選手権は、9月15日に大会最終日を迎えて、各種目で準決勝と決勝が行なわれ、優勝者が決定した。ここでは、中学2年生以下が出場するジュニア新人部の男子の結果をお伝えする。
【男子・ジュニア新人の部】
男子はジュニアナショナルU16のメンバーを中心に、優勝候補たちが順当な勝ち上がりを見せた。そのなかで準決勝へと駒を進めたのは、髙畠央侑と平嶋天嘉のふたば未来学園中2名に、内藤遥希(埼玉栄中)と中嶋亮太郎(立花中)。準決勝では、8月の全国中学校大会・男子シングルスでベスト4に入った髙畠が、同門対決となった平嶋とのファイナル勝負を制し、内藤も中嶋を接戦の末に撃破して決勝進出を果たした。
決勝戦は、実力者同士の対決で接戦も予想されたが、内藤は連戦の影響もあり、思ったように体が動かず。一方で、髙畠は相手の状態を見逃さず、しっかりと攻めきった。第1ゲームを12本で奪った髙畠は、第2ゲームの10本と内藤にペースを渡すことなく完勝。自分に課した優勝という目標をしっかりと達成した。
優勝者コメント
優勝
髙畠央侑
ふたば未来学園中
(2年/福島)
「優勝は率直にうれしい気持ちがあります。今回の大会は、同い年の串間が上のカテゴリーに出ていたので、ここは自分が優勝しないといけないっていうプレッシャーもありました。緊張が最後まであったけど、勝ち切ることができてよかったです」
準優勝
内藤遥希
埼玉栄中
(2年/埼玉)
3位
平嶋天嘉
ふたば未来学園中
(1年/福島)
3位
中嶋亮太郎
立花中
(2年/兵庫)
▼準決勝
髙畠央侑(ふたば未来学園中)②〔16−21、21−19、21−14〕1●平嶋天嘉(ふたば未来学園中)
内藤遥希(埼玉栄中)②〔17−21、21−11、21−15〕1●中嶋亮太郎(立花中)
▼決勝
髙畠央侑②〔21−12、21−10〕0●内藤遥希
取材・文/吉井信行
写真/日本バドミントン協会、吉井信行
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