第44回全日本ジュニア選手権が、9月13日に北海道・釧路市(ウインドヒルくしろスーパーアリーナほか)で開幕。大会最終日となった15日は、各種目で準決勝と決勝が行なわれた。ここでは、ジュニアの部の女子シングルスをダイジェストでお伝えする。
【女子シングルス】
前日に行なわれた準々決勝までの結果、準決勝のカードは渡邉柚乃(倉敷中央高)対樫尾雫玖(YANAI)と、永渕友梨華(佐賀女子高)対松本紗季(柳井商工高)。樫尾は中学3年生ながらも強敵を連破して最終日まで勝ち上がってきていた。
しかし、準決勝では高校1年生でインターハイ3位の実績を持つ渡邉が、樫尾を11本オールで撃破。また、昨年の決勝と同じ顔合わせとなった永渕と松本の準決勝は、再び永渕が勝利を収めた。
渡邉が2年前の新人の部に続いて、2つめのJOCタイトルを獲得するのか、それとも永渕が連覇を達成するのか。決勝戦は、第1、2ゲームとも渡邉が主導権を握るも、「自分の苦手なプレーをしてきて、嫌な部分が多かった」と渡邉。それでも、永渕を相手に第1ゲームを19本で奪うと、第2ゲームも18本で振り切り、渡邉が優勝を果たした。
優勝者コメント
優勝
渡邉柚乃
倉敷中央高
(1年/岡山)
「今年のインターハイで負けて、本当に悔しい思いをしました。だから、次の全日本ジュニアでは絶対に勝つって決めて今までやってきたので、優勝できて正直ホッとしたというか・・・。でも、ここがゴールじゃないからまた頑張っていこう、ここからスタートだから頑張ろうっていう気持ちです」
準優勝
永渕友梨華
佐賀女子高
(2年/佐賀)
3位
樫尾雫玖
YANAI
(中学3年/山口)
3位
松本紗季
柳井商工高
(2年/山口)
▼準決勝
渡邉柚乃(倉敷中央高)②〔21−11、21−11〕0●樫尾雫玖(YANAI)
永渕友梨華(佐賀女子高)②〔21−15、21−18〕0●松本紗季(柳井商工高)
▼決勝
渡邉柚乃②〔21−19、21−18〕0●永渕友梨華
取材・文/吉井信行
写真/日本バドミントン協会、吉井信行
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