9月13日に開催されたBWFワ−ルドツアー・香港OP(Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴、保原彩夏/廣上瑠依、混合ダブルスの渡辺勇大/松友美佐紀が準決勝に挑んでいる。
女子ダブルスは、トップランカーの中国2ペアを下す快進撃を見せた保原彩夏/廣上瑠依(上写真・左)と、準々決勝で五十嵐有紗/志田千陽をファイナル勝負の末に下して勝ち上がった中西貴映/岩永鈴が激突。先制したのは保原/廣上。前日の勢いをそのままぶつけ、21−17で第1ゲームを奪取する。簡単には負けられない中西/岩永も、第2ゲームは12−15から9連続ポイントで一気に逆転し、ファイナルゲームに持ち込む。ここで流れをつかんだ中西/岩永は、最終ゲームでも連続ポイントを重ねて16−10。大きくリードを奪い、安全圏に入ったかに見えた。
だが、保原/廣上も中国戦で見せたたねばり強さを発揮。5連続得点で15−16と1点差まで詰め寄る。その後も引き離しにかかる中西/岩永に対し、保原/廣上が意地を見せて19オールに。しかし、2人の追走もここまで。最後は中西/岩永が21点を先に奪って勝利。激しい戦いを中西/岩永が制し、決勝進出を決めた。

混合ダブルスの渡辺勇大(上写真・左)/松友美佐紀は、中国の馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と対戦。第1ゲームは前半に5−10とリードを奪われた渡辺/松友だったが、ここから点差を詰めて11−12と1点差に。しかし、スピードを上げる相手に再び差を広げられると、14−21で先制を許してしまう。逆転に向けて臨んだ第2ゲームも、中盤までポイントを奪い合いシーソーゲームの展開としたものの、11−12から再び連続得点でリードを許すと、最後はそのまま振り切られ0-2のストレート負け。それでも、経験豊富な2人がSuper500の大会でしっかりベスト4の結果を残した。
9月13日(準決勝)の結果、14日(決勝)の対戦カ−ドは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(9月13日)
李詩灃(中国)②〔21−18、21−19〕0●クリスト・ポポフ(フランス)51分
ラクシャ・セン(インド)②〔23−21、22−20〕0●周天成(台湾)56分
▼決勝(9月14日)
李詩灃(中国) − ラクシャ・セン(インド)
【女子シングルス】
▼準決勝(9月13日)
韓悦(中国)②〔14−21、21−19、21−19〕1●林湘緹(台湾)73分
王祉怡(中国)②〔21−16、22−20〕0●ミシェル・リー(カナダ)55分
▼決勝(9月14日)
王祉怡(中国) − 韓悦(中国)
【男子ダブルス】
▼準決勝(9月13日)
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−17、21−15〕0●林秉緯/陳政寬(台湾)38分
梁偉鏗/王昶(中国)②〔21−19、21−8〕0●李芳任/李芳至(台湾)29分
▼決勝(9月14日)
シェティ/ランキレッディ(インド) − 梁偉鏗/王昶(中国)
【女子ダブルス】
▼準決勝(9月13日)
賈一凡/張殊賢(中国)②〔21−14、21−11〕0●タン/ティナー(マレーシア)35分
中西貴映/岩永鈴②〔21−17、15−21、21−19〕1●保原彩夏/廣上瑠依68分
▼決勝(9月14日)
中西貴映/岩永鈴 – 賈一凡/張殊賢(中国)
【混合ダブルス】
▼準決勝(9月13日)
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−14、21−13〕0●渡辺勇大/松友美佐紀40分
郭新娃/陳芳卉(中国)②〔21−12、21−18〕0●マウラナ/ジャミル(インドネシア)36分
▼決勝(9月14日)
馮彦哲/黄東萍(中国) − 郭新娃/陳芳卉(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
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