【香港オープン2025】五十嵐&志田ら女子ダブルス3ペアがベスト8入り!保原&廣上は世界女王から金星奪う!<3日目結果>

9月11日に開催されたBWFワ−ルドツアー・香港OP(Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は5種目すべてで1回戦を突破。上位進出をめざし、世界の強豪たちと2回戦を戦った。

1回戦/2日目結果
(9月10日)

1回戦/初日結果
(9月9日)

3ペアが2回戦に登場した女子ダブルスは、五十嵐有紗/志田千陽(上写真・左)、中西貴映/岩永鈴、そして保原彩夏/廣上瑠依がそれぞれ白星をつかみ、ベスト8入りを決めた。五十嵐/志田は、インドネシアの強敵・ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)との対戦となったが、第1ゲーム16本で先制すると、続く第2ゲームは17−13から19オールに追いつかれる展開。しかし、最後は五十嵐/志田が振り切って勝利をつかみ、2回戦を突破した。また、中西/岩永は、インドネシアの若手ペアに2−0で快勝。順当に準々決勝へと駒を進めている。

この日、大きな金星をつかんだのは保原/廣上。第1シードで、世界女王の譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ/中国)とのファイナル勝負を見事制した。試合は、保原/廣上が第1ゲームから中国ペアに12−21と圧倒され、第2ゲームも4−10とリードを許す展開。

しかし、ここから保原/廣上がポイントを重ねてプレッシャーをかけると、相手のミスも手伝って18−15と逆転に成功。一度は18オールとされたが、再び得点をつかんだ保原/廣上が21−19で競り勝ちファイナルゲームに持ち込んだ。最終ゲームも、日本ペアが相手の攻撃をねばり強くレシーブ。すると、15−14の場面から保原/廣上が連続ポイントなどで突き放すと、最後は集中力を欠いた中国ペアのミスが続き21−16で勝利。世界女王との競り合いを制し、準々決勝進出を決めている。

混合ダブルスの渡辺勇大/松友美佐紀は、台湾ペアにストレート勝ち。第1ゲームこそ20オールの接戦となったが、経験値の高い2人がなんとか先に抜け出し、その後も16本に抑えて勝利。しっかりベスト8に名を連ねた。3選手が勝ち上がった女子シングルスは、宮崎友花が郡司莉子との日本人対決を制して準々決勝へ。仁平菜月は、第1シードの王祉怡(ワン・ジーイ/中国)に、第1ゲーム17本とねばり強く戦ったが、第2ゲームはペースを握られ13本で敗退した。

男子シングルスは、前日にビクター・アクセルセン(デンマーク)を制した奈良岡功大(上写真)と、渡邉航貴が2回戦を戦うも、奈良岡はインド選手にファイナルゲーム14本で苦杯。渡邉は李詩灃(リ・シフェン/中国)に第19本まで迫ったが、0−2のストレートで屈している。また、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、インドネシアのグタマ/イスファーニに1−2で敗れ、2回戦で姿を消している。

9月11日(2回戦)の結果、12日(準々決勝)の対戦カ−ドは以下の通り。

【男子シングルス】

▼2回戦(9月11日)

奈良岡功大●1〔19−21、21−12、14−21〕②アユシュ・シェッティ(インド)72分

渡邉航貴●0〔12−21、19−21〕②李詩灃(中国)43分

▼準々決勝(9月12日)

周天成(台湾)− アルウィ・ファルハン(インドネシア)

ラクシャ・セン(インド) −  アユシュ・シェッティ(インド)

クリスト・ポポフ(フランス) − ロー・ケンイゥ(シンガポール)

レオン・ジュンハオ(マレーシア) − 李詩灃(中国)

【女子シングルス】

▼2回戦(9月11日)

仁平菜月●0〔17−21、13−21〕②王祉怡(中国)50分

宮崎友花②〔21−13、21−18〕0●郡司莉子48分

▼準々決勝(9月12日)

王祉怡(中国) − 高昉潔(中国)

ミシェル・リー(カナダ) − ベイウェン・ツァン(アメリカ)

宮崎友花 − 林湘緹(台湾)

ラチャノック・インタノン(タイ) − 韓悦(中国)

【男子ダブルス】

▼2回戦(9月11日)

保木卓朗/小林優吾●1〔22−20、18−21、17−21〕②グタマ/イスファーニ(インドネシア)69分

第1ゲームの接戦を制した保木(右)/小林だが、その後も競り合う展開をモノにできず敗戦

▼準々決勝(9月12日)

李哲輝/楊博軒(台湾) − 林秉緯/陳政寬(台湾)

ヤップ/アリフ(マレーシア) − シェティ/ランキレッディ(インド)

梁偉鏗/王昶(中国) − 黄荻/劉陽(中国)

グタマ/イスファーニ(インドネシア) − 李芳任/李芳至(台湾)

【女子ダブルス】

▼2回戦(9月11日)

五十嵐有紗/志田千陽②〔21−16、21−19〕0●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)44分

中西貴映/岩永鈴②〔21−12、21−14〕0●プラティウィ/マヤサリ(インドネシア)33分

保原彩夏/廣上瑠依②〔12−21、21−19、21−16〕1●譚寧/劉聖書(中国)54分

▼準々決勝(9月12日)

保原彩夏/廣上瑠依 – 李怡靖/羅徐敏(中国)

五十嵐有紗/志田千陽 – 中西貴映/岩永鈴

賈一凡/張殊賢(中国) − 謝沛珊/洪恩慈(台湾)

タン/ティナー(マレーシア) − ゴーPK/テオMX(マレーシア)

【混合ダブルス】

▼2回戦(9月11日)

渡辺勇大/松友美佐紀②〔22−20、21−16〕0●葉宏蔚/N・G・チャン(台湾)31分

▼準々決勝(9月12日)

蒋振邦/魏雅欣(中国) − 郭新娃/陳芳卉(中国)

マウラナ/ジャミル(インドネシア) − 鄧俊文/謝影雪(香港)

渡辺勇大/松友美佐紀 – トフト/マグラン(デンマーク)

フーPR/チェンSY(マレーシア) − 馮彦哲/黄東萍(中国)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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投稿日:2025/09/12
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