9月5日から10日にかけて、百十四銀行第68回全日本社会人選手権(香川・あなぶきアリーナほか)が開催された。最終日の10日は各種目の準決勝、決勝が行なわれ、社会人王者が誕生した。ここでは、混合ダブルスのダイジェストをお伝えする。
【混合ダブルス】
古賀輝(上写真・左)/今井優歩(ジェイテクト/ほねごり相模原)が優勝を果たした。古賀は、福島由紀と組んだ前回大会に続いて連覇。今井は、競技人生初の全国優勝だ。
準決勝では相澤桃李/松本麻佑(ジェイテクト/ほねごり相模原)を2-0で撃破。決勝は、川邊悠陽/石川心菜(日立情報通信エンジニアリング/岐阜Bluvic)に第1ゲームを奪われ、第2ゲームも3度マッチポイントを握られたが、26-24でねばり勝ち。最終ゲームは21-18で勝利した。今井は「川邊くんのスマッシュが速いので、先に上げると不利になる。前に落として前に入って、輝さんが打ってくれたのでよかった」と手応えを語った。
今春から組み始めたペアだが、国際大会優勝など経験を重ねてきた。古賀は「決勝は、僕のクオリティが低くてサービスが入らず、全然ダメだった。でも、今井が2人と戦ってくれて、最後は自分の調子が戻ってきた。僕には(前回優勝のペアが)福島だったからと言われるプレッシャーがあったけど、それが(松山奈未と組んだ)中静悠斗や(松本麻佑と組んだ)相澤にはあったと思う。その点では、ペアとの連係で上回れたかなと思う」とペアとしての経験の差を勝因に挙げた。

▼準々決勝(9月9日)
古賀輝/今井優歩(愛知/神奈川)②〔21−19、18−21、23−21〕1●柴田一樹/山北眞緖(東京)
相澤桃李/松本麻佑(愛知/神奈川)②〔21−9、21−11〕0●滝口友士/植村理央(愛知)
川邊悠陽/石川心菜(神奈川/岐阜)②〔21−16、21−12〕0●家壽多慶太/新見桃芭(愛知/広島)
佐野大輔/加藤佑奈(愛知/熊本)②〔21−13、6−3、キケン〕0●川島直也/大澤佳歩(愛知/島根)
▼準決勝(9月10日)
古賀輝/今井優歩②〔21−10、21−18〕0●相澤桃李/松本麻佑
川邊悠陽/石川心菜②〔17−21、21−12、21−19〕1●佐野大輔/加藤佑奈
▼決勝(9月10日)
古賀輝/今井優歩②〔19−21、26−24、21−18〕1●川邊悠陽/石川心菜
取材・文/平野貴也
写真/山田次郎
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