9月2日、BWF世界選手権(フランス・パリ)に出場した日本代表が帰国した。メダルを獲得した選手らが帰国会見に参加し、それぞれ大会について振り返っている。ここでは、会見に対応した選手らのコメントを紹介する。
男子シングルス
ベスト16:西本拳太
(ジェイテクト)
ーータフな戦いが続いた大会だった。自分の評価は?
ドロー(組み合わせ)については、Super1000などのツアーで当たる選手ばかりでした。他の選手は、普段は当たらない(格下の)選手と対戦しましたけど、逆にお互い手の打ちを知った相手だったからよかったのかわからないですけど、苦しい試合をモノにできたことは、自分としてはこれからの糧になったかなと思います。
ーー大会を通してよかったこと
シンプルに、しぶとく、なんとしても球を入れようっていう気持ちですかね。長い試合(2回戦/レオン・ジュンハオ)では、思い切ってとにかく突っ込もうと思ってやったのが、最後よかった。久々に、興奮した試合だったなと思います。
ーー今回はコンディショニングはよかった
大会まで少し間隔があいていたし、代表合宿をしてからの試合でした。いい調整というか、いい準備ができてはいたのかなと思います。
ーー目標として、来年のアジア大会(愛知)という話をしていた
アジア大会は、もちろん金メダルをめざしてやっていきたい。正式なオリンピックレースではないですけど、アジア大会が出るにあたって、ランキング上位にいる必要はあると思う。これからのツアーを含め、しっかり結果を残していきたいなと思います。
ーー3回戦の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)について
あのコートは風が強かったんで、僕の今の実力や引き出しだけでは足りず、彼の土俵に引きずり込まれたかなと思います。こういう勝ち負けを繰り返してやっていく戦いにはなると思いますけど、連敗しないようしたい。次に対戦する時は、どういう環境下になるかわからないですけど、しっかり対抗できるように準備をしていきたいです。
ーー年齢が上の周天成が頑張ってると、モチベーションにつながる
僕自身にとっては、選手として理想像になるのかなと。もちろん、僕より一つ先を歩んでいる選手だとは思いますが、モチベーションを含め、自分もまだまだできるとか、まだまだ負けてられないと思えるので、ありがたい存在です。
ーー今年の目標は?
まずはツアーファイナルズへの出場。そこに向けてポイントをしっかり稼ぎたいと思います。世界選手権は終わりましたけど、また気持ちを新たに、頑張っていきたいなと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
弊社販売部
0120‐911‐410