8月26日に開催されたBWF世界選手権2025(フランス・パリ)2日目は、各種目1、2回戦が行なわれた。ここでは、試合を終えた日本代表選手たちのコメントを紹介する。
渡邉航貴
(BIPROGY)
男子シングルス:1回戦はアデ・レスキー・ドゥイカオ(アゼルバイジャン)に0-2で敗戦
――悔しい結果に終わった
1ゲーム目から自分のプレーが全然できず、すごくイライラしました。久しぶりに何もできなかった感覚です。悔しいというより、いらつき過ぎて……。感情表現が難しいです。
――イライラした理由は?
1ゲーム目は飛ぶほうだったので、それが難しかった。ただ、そうだとしても、全然ペースがつかめず、相手に負けたというより、自分の気持ちのコントロールができずに負けた感じ。余裕がなく(イン・アウトの)ジャッジも……、自分のプレーができずに、コントロールできず、集中しきれませんでした。フワフワしていて、自分がコートに立っている感覚がなかったです。
――2ゲームの中盤以降は追い上げた
いや、いつもみたいに追いついて余裕を持ってラリーをする、みたいなことが心になかったです。積極的にいきすぎてミスとか、絶対に今(そのプレーは)いらないのに……。自分の中では動けていない感覚。ラウンドの入りも悪いし、全然ダメダメ。
――気合いを入れすぎて、空回りした?
それもある。確かに、世界選手権だから頑張ろうと思ったけど、思うようにいかないというか、久々にこの感覚。悔しいとかじゃない。(自分のプレーを)出してないから。
――向かって相手はやりにくかった?
大事な場面で相手はネットインしていたので、乗っていた。いつもだったら、相手がバテるまでラリーをして……とかあるけど、そういう頭もなかった。返すだけでは、相手に勢いがあるから、集中しないと流れをつかまれてしまう。本当に集中力がなく、イライラして、自滅みたいな試合になってしまいました。
――気持ちも入っていたが初戦敗退。今後に向けて
なんで集中しきれなかったのか。もっと自分で明確にしないといけない。こういう結果になったのは、準備が中途半端だったのかもしれない。なんでこうなったのかを分析して、次につなげたいです。
取材・写真/平野貴也
構成/バドミントン・マガジン編集部
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