8月26日に開催されたBWF世界選手権2025(フランス・パリ)2日目は、各種目1、2回戦が行なわれた。ここでは、試合を終えた日本代表選手たちのコメントを紹介する。
中西貴映(左)&岩永鈴
(BIPROGY)
女子ダブルス:2回戦はデウェット/ストリアレンコ(オランダ/ウクライナ)に2−0で勝利
――試合を振り返って
中西 初戦にしては、しっかり足を動かせたし、サービスまわりでも相手のスペースを見て配球できた。初戦にしてはよかったと思います。
岩永 サービスまわりは、いつもはちょっとビビってあまり手が出せないところも、今日は落ち着いて手を出すことができました。サービスまわりでしっかり主導権をつかまないと、強い相手とやるときは難しくなる。そこをしっかり意識して入って、少しはできたのでよかったです。
――コートの感覚は?
中西 2ゲーム目のエンドから、低い球が少し伸びるような印象がありました。ただ、打ったら絶対アウトになるような激しい風ではないので、しっかりと頭に入れれば対応できる範囲かなと思います。
――この先、難しいゲームになっていく
中西 おそらく、次は中国ペア(李怡婧/羅徐敏)。私たちと同じ左・右のペア。配球の質、相手の攻撃場面での球出しとか、細かい部分の差で勝ち負けが決まってくると思います。でも、相手の方が格上。ランキング的にもそうだし、最近、相手のペアは安定している印象があるので。思い切って向かっていけるのは、精神的に有利な部分がすごくあると思うし、大きな大会だからこそ、相手は緊張すると思うので、そういう部分も生かして頑張りたいです。
岩永 サービスまわりで、先手を取れるように、次のゲームもしっかり頑張っていきたいです。あとは、レシーブでしっかりとゲームをつくっていけるように、私がもう少しできるようになったらいいかなと思うので、そこをしっかり意識して頑張りたいです。
――組み合わせの印象は悪くない
中西 そうですね。世界選手権のシードが決まる週に9位に落ちたので、3回戦で8シードの誰かと当たりますが、比較的、いいところを引けたとは思います。韓国ペア(李紹希/ペク・ハナ)も組み始めた頃の爆発力は落ちてきていると思うので、比較的、チャンスはあるんじゃないかと2人で話しています。このチャンスをつかみたいというのは、自分たちのすごい大きな思いとしてある。しっかり頑張りたいです。
――今シーズンの目標として、この大会のメダルを掲げている。
中西 今までは(思い入れが強いと)初戦ですごく緊張して、出だしでもたつくことなどが多かったです。今回は、練習から入りは大事にしようと意識していて。練習の始まりでもふわっとして入ると多分(相手のペースに)持っていかれるから、そこは気をつけることを意識してきたので、試合できっちりできたのは、すごく自信になりました。こういう気持ちで次からも入れば、きっちり試合ができるんじゃないかなと思います。
取材・写真/平野貴也
構成/バドミントン・マガジン編集部
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