山口県の防府市と山口市で開催されていたバドミントンのインターハイ(全国高校総体)は、8月9日に大会最終日を迎え、個人戦の準決勝と決勝戦が実施された。ここでは、男子ダブルスのダイジェストをお伝えする。
【男子ダイジェスト】
実績のある選手たちがベスト4に揃った男子ダブルス。準決勝では、選抜優勝の澤田修志/石井叶夢(埼玉栄)と同3位の草ノ瀬悠生/増田大輝(瓊浦)が対戦。この試合では、春夏連覇をめざす澤田/石井が21−8、21−12でストレート勝ちを収める。また、準決勝もう1カードは、全日本ジュニア優勝の吉次和義/根本舜生(瓊浦)と、選抜2位の川野寿真/山城政人(ふたば未来学園)。コンビネーションからの連続攻撃を持ち味とするペア同士の対戦は19本、13本で川野/山城が勝利し、決勝進出を決めた。

澤田/石井と川野/山城の対戦となった決勝戦。先手を奪ったのは川野/山城だった。第1ゲームは15−19から連続得点で追いつくと、最後は21オールから抜け出して先制に成功する。しかし、第2ゲームでは逆に澤田/石井が20オールから連続得点を挙げた。勝負のファイナルゲーム、澤田/石井は15−6までリードを広げたものの、川野/山城もあきらめることなく点差を縮め、チャンピオンシップポイントを握られてからも4連続得点で20−18まで詰め寄る。しかし、川野/山城の反撃もここまで。澤田のプッシュがコートの角を突くと、澤田/石井が喜びを爆発させた。

【優勝コメント】
澤田修志(写真左)
「決勝は石井が、ちょっとミスがあって、でもそこで自分が引っ張らないといけないなってすごく感じました。そこで自分が崩れないで、本当によかったです。(春夏連覇は)うれしいし、ホッとしているし、満足しています」
石井叶夢(写真右)
「決勝は自分からミスをして、何もできてなかったので、うれしさよりも、本当に勝ててよかったなと。修志のおかげです。(春夏連覇は)ホッとしてる部分が大きくて、うれしいよりも、とにかく今はホッとしています」
【男子ダブルス結果(9日)】
■準決勝
澤田修志/石井叶夢(埼玉栄・埼玉)②〔21−8、21−12〕0●草ノ瀬悠生/増田大輝(瓊浦・長崎)
川野寿真/山城政人(ふたば未来学園・福島)②〔21−19、21−13〕0●吉次和義/根本舜生(瓊浦・長崎)
■決勝
澤田修志/石井叶夢②〔21−23、22−20、21−18〕1●川野寿真/山城政人
準優勝
川野寿真(右)/山城政人
(ふたば未来学園)
3位
草ノ瀬悠生(左)/増田大輝
(瓊浦)
3位
吉次和義(左)/根本舜生
(瓊浦)
★男子ダブルスの最終結果はこちら
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取材・文/吉井信行
写真/黒崎雅久
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