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【山口インターハイ2025】白川菜結が渾身のプレーで悲願の日本一!〈女子シングルス〉

バドミントンのインターハイ(全国高校総体)が、8月5日に山口県で開幕した。大会最終日の9日は、個人戦ダブルスとシングルスの準決勝・決勝を実施。男女とも各種目のチャンピオンが決まった。ここでは、女子シングルスのダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

女子シングルスで最終日へと勝ち上がったのは、白川菜結(柳井商工・山口)、渡邉柚乃(倉敷中央・岡山)、松本紗季(柳井商工・山口)、山川唯奈(高松商・香川)の4選手。

左ヤマの準決勝・白川vs渡邉は第1ゲーム、白川が終始圧倒して21-9で先取。第2ゲームに入っても集中力と運動量が落ちない白川だったが、渡邉が堅いレシーブから前後左右に白川を振り、2-6から10-11まで追い上げて折り返す。その後、14オールとなり、拮抗のシチュエーションが予想されたが、渡邉が21-17で押しきってファイナルゲームへ。

だが、ここから白川が地力を発揮。5オールから4連続得点で引き離すと、渡邉の終盤の追い上げをしのぎ、21-17で勝利を収めた。

選抜の個人戦シングルスは、悔しい結果に終わっていた白川菜結(柳井商工)。その雪辱を果たして栄冠を手にした

もう1つの準決勝、松本vs山川のサウスポー対決は、第1ゲームから白熱の競り合いを展開。ダブルス準決勝からしばしのインターバルを経て出場した松本が、疲れの色を見せずリードしたが、フィジカルの強さを持つ山川が13-15から4点連取。17オールとされたものの、気持ちを引くことなく、同じく4点連取して第1ゲームをものにした。

しかし、第2ゲームは松本が、コーナーを丹念につく多彩なショットで一方的な流れをつくり、21-9。その後のファイナルゲームは、まさに根比べのラリーが続いた結果、21-14で山川が持久戦をものにし、決勝進出を果たした。

連日、充実したパフォーマンスで決勝まで進出した山川唯奈(高松商)。今大会の躍進には、目を見張るものがあった

そして迎えた決勝。白川が、コートの奥行きと空間をバランスよく使って好機をつくり、1-4から7連続得点、15-13から6連続得点し、21-13で第1ゲームを奪取。ねばり強い山川に試合の主導権を譲ることなく、第2ゲームは21-6。渇望し続けてきた個人戦日本一の座を手にした。

【優勝コメント】

白川菜結(柳井商工)

「ずっとねらっていた個人戦のタイトルを取れて、本当にうれしいです。しかも、地元開催のインターハイで、チーム3冠を達成できましたから! これまで苦しいことが多かったのですが、報われてよかった。準決勝は、攻めるところは攻めて、守るところは守って……メリハリをつけられたのがよかったと思います。

決勝は自分のプレーができました。全日本総合の出場権を取れたので、ベスト8以上をめざしていきたい。これまでの挫折の経験も生かして、もっと強くなりたいです。努力し続けることが、自分自身の成長につながると思っています」

【女子シングルス結果(9日)】

■準決勝

白川菜結(柳井商工・山口)②〔21−9、17−21、21−17〕1●渡邉柚乃(倉敷中央・岡山)

山川唯奈(高松商・香川)②〔21−17、9−21、21−14〕1●松本紗季(柳井商工・山口)

■決勝

白川菜結②〔21−13、21−6〕0●山川唯奈

準優勝:山川唯奈(高松商)

3位:渡邉柚乃(倉敷中央)

3位:松本紗季(柳井商工)

★女子シングルスの最終結果はこちら

★山口インターハイの詳報を掲載する『バドミントン・マガジン9月号』は8月22日(金)発売予定。熱戦の模様を誌面でご覧ください!

フォトギャラリー

大会最終日
個人戦/8月9日
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大会4日目
個人戦/8月8日
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大会3日目
個人戦/8月7日
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大会2日目
団体戦/
8月6日
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団体戦/
8月5日
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取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/井出秀人

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