バドミントンのインターハイ(全国高校総体)が、8月5日に山口県で開幕した。競技初日は、団体戦の1回戦から3回戦までを実施。男女ともにベスト8が出そろった。ここでは女子のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト】
2021年から、春の選抜と夏のインターハイを全制覇している柳井商工(山口)が、好発進を見せた。まず、初戦の2回戦で新田(愛媛)と対戦。第1ダブルスの大津妃奈乃/鎌田虹花がファイナルゲームをものにして先手を取り、第2ダブルスの橋村妃翔(写真上・左)/阿波芽衣咲が13本、17本で危なげなく勝利。そして第1シングルスでは、キャプテンの白川菜結が11本、6本の完勝を収めた。
柳井商工は続く3回戦で、金沢向陽(石川)に3-0で勝利。竹光唯至監督は「また新しいチームで、みんながチャレンジする気持ちでプレーできた。地元・山口でのインターハイで、春夏10連覇を意識しないわけではないが、引き続き同じ気持ちで試合に臨みたい」と語り、明日の戦いに向けて表情を引き締めた。

今春の選抜で準優勝し、昨年の春夏3位からのグレードアップを証明した埼玉栄(埼玉)も、充実した試合内容で勝利を重ねた。出場選手全員が集中力の高いパフォーマンスを発揮。皇學館(三重)と対峙した初戦(2回戦)は3-0、諫早商(長崎)と顔を合わせた3回戦は3-1で勝利。準々決勝以降に向けて弾みをつけた。
また、柳井商工、埼玉栄以外の有力校も、堅実な勝ち上がり。選抜3位の佐賀女子(佐賀)と、ふたば未来学園(福島)は、2対戦をいずれも3-0で勝利。そのほか、青森山田(青森)、聖ウルスラ学院英智(宮城)、四天王寺(大阪)、作新学院(栃木)もベスト8進出。明日は準々決勝から決勝までが行なわれる予定だ。


★女子団体3回戦までの勝ち上がりはこちら
<女子団体・準々決勝の対戦カード>
柳井商工(山口) ― 青森山田(青森)
聖ウルスラ学院英智(宮城) ― 佐賀女子(佐賀)
ふたば未来学園(福島) ― 作新学院(栃木)
四天王寺(大阪) ― 埼玉栄(埼玉)
★山口インターハイの詳報を掲載する『バドミントン・マガジン9月号』は8月22日(金)発売予定。熱戦の模様を誌面でご覧ください!
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人