7月18日に開催されたBWFワールドツアー・ダイハツジャパンオープン(東京体育館/Super750)は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、海外のライバルたちと熱戦を繰り広げた、日本選手のコメントを紹介する。
男子シングルス
渡邉航貴
準々決勝は中国の翁泓陽に2−1で勝利。
――試合の感想を教えてください
率直にうれしいです。まだまだ、一つずつ頑張っていきたいです。
――昨日は長時間の試合(1時間29分)でしたが、コンディションは?
昨日はキツかったので、今日の体の調子はどうかなと思っていましたけど、朝起きたら意外と重くなくて、筋肉痛もなかった。1ゲームを取られたけど、昨日も取られているから、焦らずにいけば大丈夫かなと落ち着いてできました。ファイナルゲームに入った時に、まだ全然動けたので、スマッシュいっぱい打てるなと思って、どんどん自分のプレーを出せました。
――1ゲームはリードされたまま取られたが、動きはよかった
最初は、相手のショットがわからず、取り切れないところがありましたけど、2ゲーム目で取れると思いました。自分は体が小さいので、相手は後ろに追い込んでくると思っていましたし、体の状態が悪くなかったので、後ろにもいい状態で入れて、いいショットが打てました。
昨日のタフな試合がいい感じに利いていて、あれを経験したら、そこら辺の(普通の)ラリーでは息が上がらない。ちょっとラリーしたら相手の方が息が上がっていた。無駄な動きが減ってきているのかなと思います。
――ジャパンオープンのベスト4は初めて
ねらっていたというより、自分の力を出した結果、入れたという感じ。今のところ、自分の力を全部出しきれているし、出しきれれば優勝も見えてくると思うので、そこを頑張っていきたいです。
――2週間前には今季の不調を訴えていたが、どう立て直した?
プライドを捨ててチャレンジャーの気持ちになれたのが一番かなと思います。(きっかけは?)全日本実業団の後に(日本代表の先輩の)桃田選手に連絡をして「チャレンジャー精神でやった方がいいよ。見ていておもしろいバドミントンをしたら勝てるよ」ということを言ってもらって、そうだなと思えました。
――声援の中で試合ができている
めちゃくちゃうれしいですし、どんなに競っていても、コートの中でワクワクしている自分がいます。負けているときでも焦らずに、1本、1本と言ってくれるファンの皆さんがいるので、それを力に明日も頑張りたいです。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳
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