7月16日に開催されたBWFワールドツアー・ダイハツジャパンオープン(東京体育館/Super750)は、各種目残りの1回戦が行なわれた。ここでは、海外のライバルたちと熱戦を繰り広げた、日本選手のコメントを紹介する。
女子ダブルス
志田千陽(左)&松山奈未
1回戦は保原彩夏/廣上瑠依に2−0で勝利
――試合を終えて
志田 今日の相手はポテンシャルも高く、今年組み始めて勢いのあるペア。ちょっと緊張はしましたが、その中でもしっかり準備をして、初戦にしてはすごくいいパフォーマンスができて、いい点数の抑え方で勝てたのでよかったです。
――ペアとして国内最後の大会ということで、試合前、緊張などは?
志田 最後と思いすぎずに、とは思っていたのですが、試合前に他の選手が試合をしているのを見て、やっぱりこの雰囲気で1試合でも多く試合をしたいという気持ちが湧いてきて、試合前は手が震えたり、自分でも緊張しているなと感じました。ただ、最後だというよりは、1試合1試合緊張している感じかなと思います。
松山 私もすごく久しぶりに緊張して試合に臨んだなと思っています。保原(彩夏)は高校時代に組んでいたパートナーですし、廣上(瑠依)もチームの後輩だったので緊張したんですけど、いいプレーができて勝ててよかったです。
――楽しそうにプレーをしているように見えたが
松山 そうですね。自分たちもすごくいいプレーをできているなという感覚もありましたし、いい状態で試合に入れていた。すべて前向きに捉えられていたので、そういうふうに見てもらえたのかなと思います。
志田 7月に入ってからしっかり二人で練習できているところはあったのですが、練習の中では自分たちのパターンで決められるところはそう多くなくて、不安要素もありました。ただ、試合に入ると、今までの経験ってすごいんだなとあらためて感じるところがあって。ローテーションで決めるところが多かったり、長いラリーになっても練習で感じた不安は一切なくて、松山が全部カバーしてくれるという信頼を置きながら、プレーがどんどんよくなっていった。自分たちの経験を自信にしていかなきゃいけないと思いました。
――ペア解消という大きな決断をして初めてファンの前でプレーをしたが
松山 本当に温かい声援の中で試合ができたので、うれしかったです。
志田 たくさんの方がシダマツタオルを持って、名前をたくさん呼んでくれて、あらためてすごくうれしいなと思いました。
――明日に向けて
志田 組み合わせを見てから、まずは初戦だねと話していて、明日の相手をまだ認識していないのですが、こういうときに足元をすくわれないように、明日はもっといいプレーをする気持ちで準備していきたいです。
松山 今日の反省を明日はしっかり修正して、もっといいプレーを皆さんに見せたいなと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳
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