7月16日に開催されたBWFワールドツアー・ダイハツジャパンオープン(東京体育館/Super750)は、各種目残りの1回戦が行なわれた。ここでは、海外のライバルたちと熱戦を繰り広げた、日本選手のコメントを紹介する。
男子シングルス
奈良岡功大
1回戦はアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)に2−0で勝利。
――代表合宿の初日は不在だった
カナダから帰国したばかりで、微熱もあってキツかったので。今日動いた感じでは、そんなに影響はないです。
――試合を振り返って
最初は緊張して自分らしくないミスがありましたけど、1ゲーム目の後半からしっかり(立て直して)勝つことができてよかったです。2ゲーム目は、7−3でリードしていて、そこから追いつかれたり、逆転されたりして、少し焦りはありました。でも、そこから自分なりに「焦らないように」と意識してやりました。
――1ゲーム目は、ネット前に落とす球の応酬で盛り上がる場面があった
(ギンティン選手が)うまいですよね、やっぱり。わかっていたので、ロングサービスを使ったり、少しテンポを変えたサービスを打つようにしました。ネットインの球を打っても、ネットインで返ってきたり。うまい選手としかできない戦いだったかなと思います。
――第2ゲームでは苦戦したが?
ちょっと油断してしまいました。(このまま)いけると思ったら、やってしまいました。こういう(試合運びの課題)のを直したいです。
――今、取り組んでいるテーマは?
最近は、スマッシュを(以前より多く)打ったりとか、いろいろなショットを試しています。次の五輪に向けて強化したいところに取り組んでいます。
――攻撃的なプレーが増えた?
そうですね。守っているだけでは勝てないので。そういう強化をしています。
――ジャパンオープンは、どういう気持ちで臨んでいるか
日本でやる数少ない国際大会なので、ファンの方々に自分のプレーを見てもらいたいという思いでやっています。(自国で応援を受けて)海外ではない応援だなと感じますし、すごくテンションが上がりましたし、諦めそうになったときも、しっかり頑張れたので助かります。
取材・文/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳
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