7月15日に開催されたBWFワールドツアー・ダイハツジャパンオープン(東京体育館/Super750)は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、海外のライバルたちと熱戦を繰り広げた、日本選手のコメントを紹介する。
男子ダブルス
山下恭平(手前)&緑川大輝
1回戦は王齊麟/邱相榤(台湾)に2−1で勝利。
――2-1の逆転勝利を振り返って
緑川 3回目の対戦。相手も対策をしてくると思って試合に入りました。第1ゲームは取られましたが、最後はしっかり修正できました。最後の2、3点は要らなかったと思いますけど、そこ以外はよかったと思います。
山下 全体的にレシーブ場面で自信を持てずに困っていたのですが、第2ゲーム中盤からいいサービスが何本か入って、連続で点数が取れて(気持ちを)切り替えることができました。そこがよかったと思います。
――主導権争いに重点を置いた?
緑川 そうですね。ドライブ戦で相手が強くて、付き合ったら勝てないと思ったので、まずはサービスまわりで先手を取って、攻撃できるようにと(コーチの)リーさんからも言われたので。今日は、自分のサービスはよくなかったですけど、恭平さんはよくて、サービスまわりで先手を取ってくれた。そこでスマッシュを簡単に打つことができる展開になりました。
――世界ランキングを上げていく中で、Super750の勝利は大きい
山下 750は(レベル的に)大きい大会。一つでも多く勝つと、ポイントが反映されるので、この1勝はデカいと思います。
――今季後半戦の目標は?
緑川 この間まで、6週連続くらいで国際大会に出ました。そこでは、世界ランク32位に入ることをめざしていて、入ることができました(7月15日付は28位)。現状、日本では2番手くらいまで上がってきたと思いますが、まだ(エースである)保木卓朗/小林優吾ペアには、実力で届かない。数字よりも、男子ダブルスの世界と戦う経験値を積まないといけないので、目の前の1試合をしっかり戦いたいと思っています。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳
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