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【国内ニュース】潮田玲子さんが日本バドミントン協会の理事に! 池田信太郎さんは日本協会の強化戦略本部長に就任

公益財団法人日本バドミントン協会は、6月22日、役員改選を行ない、第92回評議員会において役員等候補者選出委員会から推薦があった理事9名、監事3名が承認されたことを発表した。

6月22日の評議員会で承認された日本バドミントン協会の理事、監事。新任の宗景守理事はリモートでの理事会出席のため不在

新任の理事は2名。新たに、潮田玲子氏(日本バドミントン協会 アスリート委員会委員長、一般社団法人Woman’s ways代表理事)、宗景守氏(愛媛県バドミントン協会理事長)が理事に就任した。

潮田氏は、現役時代には、小椋久美子さんとのオグシオペアで2007年世界選手権で銅メダルを獲得、2008年北京五輪出場。池田信太郎さんとの混合ダブルスでは2012年ロンドン五輪に出場するなど活躍。現役引退後は、競技の枠にとどまらず、テレビでコメンテーターを務めるなど活躍の場を広げている。今回、潮田氏はアスリート委員長に選任されたことにより、アスリート委員会の代表として理事を兼任することになった。

一方、宗景氏について、日本協会の村井満会長は「加盟団体、都道府県協会や地方協会、各連盟など多くの関係者の方々と理事会をつなぐ役割を担っていただきたい」と話した。

6月22日に開催された理事会後に取材に対応した潮田氏は「まずはアスリート委員長として、頑張っている後輩の選手たちと協会のパイプ役になれたら」と抱負を語った。

2025年6月22日付で理事、監事に就任したのは以下の通り。

◎理事(9名)

村井満(代表理事・会長)、朝倉康善(代表理事・副会長)、潮田玲子(理事※新任)、井本直歩子(理事※再任/一般社団法人SDGs in SPORTS代表理事)、引頭麻実(理事※再任/三井不動産株式会社 社外取締役)、大塚則子(理事※再任/監査法人フロンティアパートナークラウド パートナー)、小坂準記(理事※再任/TMI総合法律事務所 パートナー)、竹内美奈子(理事※再任/株式会社TM Future代表取締役)、宗景守(理事※新任/愛媛県バドミントン協会 理事長)

◎監事(3名)

小国久美(監事※再任/日本レディースバドミントン連盟 理事長)、河合明弘(監事※再任/養和監査法人)、木下健児(監事※再任)

また、前任の理事でこれまでアスリート委員会委員長を務めていた池田信太郎氏は、日本協会の強化戦略本部長に就任する。強化戦略本部は、日本協会が2025年7月1日付で組織改編し、強化本部から名称を変更。池田氏は、今後は、予算編成や投資戦略の面から選手強化に携わっていく。

以下は、潮田玲子氏と池田信太郎氏のコメント。

潮田玲子 理事(左)

「とても責任が重く、最初にご提案いただいたときは、私で務まるのだろうかと不安はあったのですが、まずはアスリート委員長として、頑張っている後輩の選手たちと協会のパイプ役になれたらと思っています。私自身がアスリートだったときに感じていたこと、また選手たちが今感じていることをしっかり協会に伝えて、よりよい環境づくりの手助けになればいいなと思っています。理事としては右も左もわからない状況ではあるのですが、先輩方にアドバイスをしていただきながら、しっかりと務めさせていただきたいと思っております」

池田信太郎 強化戦略本部長

「2年間理事を務めましたが、その期間、バドミントン協会は厳しい財政状況もあり、それを乗り越えてきました。東京オリンピック以降、バドミントンだけでなく、どの協会も強化予算の削減に直面しています。どのように強化の費用を捻出するのか、その費用をどう使っていくのか。理事の立場としても頭を使ってきましたが、今回、業務執行側として携わっていくことになりました。まだ大堀均ヘッドコーチとお話しできていないので、具体的な話は現地点ではできないのですが、限られた予算の中で、どんな強化策をつくっていけるのか、今までにないような戦略が必要かなと思っています」

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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