4月12日に開幕した関西学生春季リーグ戦は5月6日、滋賀県の皇子が丘公園体育館にて1、2部の最終戦が行われ、それぞれの順位が決定した。
女子1部リーグは、昨年のインカレ優勝メンバーをほとんど残している龍谷大が、危なげなくAブロック1位で上位リーグへ進出。Bブロックの1位は、昨年の春、秋と続けてその龍谷大に敗れて準優勝だった立命館大だ。
上位リーグ初戦で龍谷大はBブロック2位の関西学院大に、立命館大はAブロック2位の同志社大にそれぞれ3-2で勝利。3季連続で龍谷大と立命館大の優勝決定戦となったが、4月の京都学生リーグでは立命館に軍配が上がっている。
第1単でインカレ女王の小林優花が1年生の安福万澄に11本、13本で力を見せつけ、注目の第2単へ。龍谷大は金廣真季、立命館は工藤葉那で、これは京都で勝負のかかった一戦と同カードだった。しかし今度は金廣が第1ゲームの終盤でねばって逃げ切り、19本、11本のストレート勝利をおさめた。
勝負を決めたのは、一昨年のインカレ・チャンピオンでダブルス不動の柱を務めてきた田邉裕美/中出すみれ。宮本蒼依/吉村茉恩を10本、14本で一蹴し、控えめなガッツポーズを見せた。
春夏を通してリーグ連覇数はこれで26。関西での圧倒的な地位を守りつつ、全国での連覇という初の挑戦は続く。
【女子1部】
優勝:龍谷大
2位:立命館大
3位:関西学院大
4位:同志社大
5位:京都産業大
6位:園田学園大
7位:関西大
8位:武庫川女子大
取材・文/山口奈緒美
写真/石井愛子