5月23日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/Super500)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
男子シングルスは奈良岡功大(上写真)、田中湧士が準々決勝を戦い、それぞれベスト4に進出。奈良岡は中国の翁泓陽(ウェン・ホンヤン)と対戦し、2-0のストレート勝ち。第1ゲームは12本で制し、第2ゲームは3−11のビハインドから14オールに持ち込むと、その後の接戦を抜け出し勝利をつかみとった。
フランスのクリスト・ポポフとの対戦となった田中湧士(上写真)は、互いに1ゲームずつを奪い合い、ファイナルゲームへ。中盤12-11まで競り合う展開となったが、ここから田中が7連続得点。相手のスピードが落ちた瞬間を見逃さず、鋭い攻撃で主導権を握り、最後は21−16で制した。
男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾(上写真・右)がベスト4に進出。中国の梁偉鏗(リャン・ウェイカン)/王昶(ワン・チャン)と激突した保木/小林は、第1ゲームを21−10で制すと、第2ゲームも10−9から6連続ポイント。一気にリードを広げると、相手の追走を振り切り21−13で勝利。強敵を下し、準決勝へと勝ち上がった。
女子シングルスは、山口茜が中国の高昉潔(ガオ・ファンジェ)をファイナル勝負の末に撃破。第1ゲームを失った山口だったが、第2ゲームを21−16で取り返すと、最終ゲームは20オールの競り合いを山口が抜け出た。
5月23日の準々決勝結果、24日(準決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(5月23日)
田中湧士②〔21−16、16−21、21−16〕1●クリスト・ポポフ(フランス)69分
スリカンス・キダムビ(インド)②〔24−22、17−21、22−20〕1●トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)74分
奈良岡功大②〔21−12、21−19〕0●翁泓陽(中国)46分
李詩灃(中国)②〔21−10、21−12〕0●伍家朗(香港)38分
▼準決勝(5月24日)
田中湧士 – スリカンス・キダムビ
奈良岡功大 – 李詩灃
【女子シングルス】
▼準々決勝(5月23日)
王祉怡(中国)②〔21−11、21−15〕0●グエン・トゥイリン(ベトナム)37分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔24−26、24−22、21−12〕1●ミシェル・リー(カナダ)77分
山口茜②〔18−21、21−16、22−20〕1●高昉潔(中国)71分
韓悦(中国)②〔21−12、21−13〕0●プトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)33分
▼準決勝(5月24日)
王祉怡 – ラチャノック・インタノン
山口茜 – 韓悦
【男子ダブルス】
▼準々決勝(5月23日)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−16、22−20〕0●ルンドガード/ベスターガード(デンマーク)38分
A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔21−10、21−19〕0●ソガード/ケアー(デンマーク)
保木卓朗/小林優吾②〔21−10、21−13〕0●梁偉鏗/王昶(中国)29分
マンWC/ティーKW(マレーシア)②〔19−21、21−7、21−16〕1●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)45分
▼準決勝(5月24日)
アストルップ/ラスムセン − A・チア/ソーWY
マンWC/ティーKW − 保木卓朗/小林優吾
【女子ダブルス】
▼準々決勝(5月23日)
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−18、21−10〕0●坑姝良/李華洲(中国)40分
ラハユ/セティアニングルム(インドネシア)②〔18−21、21−16、21−9〕1●許尹鏸/林芝昀(台湾)62分
ティナー/タン(マレーシア)②〔21−14、21−14〕0●クスマ/プラティウィ(インドネシア)34分
賈一凡/張殊賢(中国)②〔21−15、15−21、21−14〕1●ラマダンティ/マヤサリ(インドネシア)
▼準決勝(5月24日)
譚寧/劉聖書 – ラハユ/セティアニングルム
ティナー/タン − 賈一凡/張殊賢
【混合ダブルス】
▼準々決勝(5月23日)
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔24−22、21−13〕0●カピラ/カラスト(インド)35分
程星/張馳(中国)②〔12−21、22−20、21−14〕1●フェルディナンシャー/ラマダンティ(インドネシア)63分
葉宏蔚/チャンNG(台湾)②〔21−18、21−19〕0●ベスターガード/ブッシュ(デンマーク)35分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔15−21、21−11、22−20〕1●デチャポル/スピッサラ(タイ)65分
▼準決勝(5月24日)
蒋振邦/魏雅欣 − 程星/張馳
葉宏蔚/チャンNG − 馮彦哲/黄東萍
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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