5月23日に開催された2025年日本ランキングサーキット(埼玉県・サイデン化学アリーナさいたま)4日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは、シングルスのコメントを紹介する。
【男子シングルス】
古賀 穂(AC長野パルセイロBC)
川本拓真(BIPROGY)に2-1で勝利
「1ゲーム目はしっかり取れたが、2ゲーム目はロブが浅く甘くなったところを、相手に上から打たれてしまった。その点をファイナルゲームで修正し、スマッシュにも対応できました。新しく長野を拠点として練習し、ジュニアの指導も行なっています。そのことで、客観視する能力が上がり、自分のプレーの幅も広がってきている。明日優勝して、長野に帰りたいです」
大林拓真(トナミ運輸)
小川翔悟(ジェイテクト)に勝利
※1Gを21-11で取り、その後、小川が棄権
「小川選手は日本代表で、国際大会でも入賞する実力のある選手。その相手に、気持ちの面で勝てたかなと思います。自分のほうが、負けたくない気持ちが強かったかもしれません。社会人3年目から、国内外で負けが続いているので、明日は優勝して、その後につなげたい。いつもなら(決勝を)楽しんで……となりますが、チームのためにも絶対優勝する気持ちで戦います」
【女子シングルス】
古川佳奈(岐阜Bluvic)
小西春七(岐阜Bluvic)に2-0で勝利
「1ゲーム目、先にゲームポイントを握られましたが、少し開き直って、いかにしてよい形で次のゲームに入るかを考えました。それがよかったのかなと思います。でも、追いつかれた時にミスが続いたことは反省点です。(小西選手とは)チームメートで、お互いに展開がわかっているので、駆け引き勝負になる。そのなかで今日は、先に仕掛けたり、あえて仕掛けなかったりということが、うまくできたかなと。明日は優勝をめざして……30歳ですが、まだまだやれるという姿を見せたいです」
水津愛美(ACT SAIKYO)
郡司莉子(再春館製薬所)に2-0で勝利
「昨日よりはシャトルが飛ばない印象で、風の影響は感じませんでした。スマッシュやクリアーで押して、得意な展開に持っていこうと思った。1ゲーム目の序盤にリードされて少し焦りましたが、11点までに追いついて立て直せました。その後はイージーミスが少なかったし、スピードで相手を上回れたと思います。今年1月から武下利一コーチと、ランキングサーキットの優勝をめざそうと言ってやってきましたが、明日は優勝を見すぎずに『心は熱く、頭は冷静に』を心がけて1点1点、集中してプレーします」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳
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