5月4日に開催された世界国・地域別男女混合対抗戦スディルマン杯(中国・厦門)最終日は、決勝戦が行なわれた。世界一を争う頂上決戦は、4連覇をねらう中国と、8年ぶりのV奪還に挑む韓国が激突した。
2大会連続で決勝を争うことになった中国と韓国。先制したのは中国だ。第1試合の混合ダブルスに、中国がエースの馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン/上写真・左)を配し、韓国は徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン)のペアでポイントをねらう。すると、互いに1ゲームずつ奪い合った後の最終ゲーム、15−14の競り合いから5連続得点を手にした中国ペアが、21−15で勝利。中国が大きなポイントをつかんだ。
なんとしても取り合かった混合ダブルスを落とした韓国は、続く女子シングルスにアン・セヨン(上写真)を起用。中国は若手エースの王祉怡(ワン・ジーイ)で白星をねらうも、貫禄を見せたのはアン・セヨン。第1ゲーム17本、第2ゲームも16本に抑え、韓国が1−1のイーブンに戻した。
男子シングルスは、中国の石宇奇(シー・ユーチー/上写真)が、韓国の全奕陳を21−5、21−5で圧倒し、2−1で優勝に王手。劣勢に立たされた韓国は、第4試合の女子ダブルスに李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナを起用して逆転への望みを託したが、勝負強さを発揮したのは中国の譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シァンシュ)だ。地元ファンの声援を受ける譚寧/劉聖書が、第1ゲームを21−14で先制。第2ゲームは、韓国ペアが9−15のビハインドから16オールに持ち込んだが、最後まで集中力を切らさなかった中国ペアが4連続得点。チャンピオンシップポイントを手にした中国ペアがそのまま韓国ペアを押しきり、21−17で勝利。中国が4大会連続14回目のスディルマン杯優勝を果たした。

優勝 中国(4連覇)
準優勝:韓国
3位 日本
3位 インドネシア
5月4日の決勝戦の結果は以下の通り。
■決勝トーナメント
▼決勝(5月4日)
中国 3–1 韓国
XD 馮彦哲/黄東萍②〔21−16、17−21、21−15〕1●徐承宰/蔡侑玎84分
WS 王祉怡●0〔17−21、16−21〕②アン・セヨン57分
MS 石宇奇②〔21−5、21−5〕0●全奕陳33分
WD 譚寧/劉聖書②〔21−14、21−17〕0●李紹希/ペク・ハナ55分
MD 梁偉鏗/王昶 試合なし 徐承宰/金ワンホ
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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