5月1日に世界国・地域別男女混合対抗戦スディルマン杯(中国・厦門)5日目が開催され、グループリーグの最終戦が行なわれた。グループCの日本は、強敵のマレーシアと対戦。最終試合までもつれる勝負を、日本が3−2で制して3勝目をつかんだ。
▼予選リーグ(日本)
▼予選リーグ(結果)
勝てばグループ首位通過が決まる一戦。日本は第1試合の混合ダブルスに緑川大輝(上写真)と五十嵐有紗のペアで勝負に出る。しかし、第1ゲームはマレーシアのチェン・タンジェ/トー・イーウェイに19本で奪われると、第2ゲームも競り合いに敗れ0-2で敗戦。さらに、男子シングルスの奈良岡功大も、ファイナルゲームとなった勝負を18−21で落とし、日本は0−2で劣勢の状況に追い込まれた。
負ければチームの敗戦が決まる、第3試合の女子シングルス。ここで登場した宮崎友花(上写真)が、経験豊富なゴー・ジンウェイに対し、14本、17本で勝利。これで日本が息を吹き返すと、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾が、アーロン・チア/ソー・ウィーイクと大接戦を展開。第1ゲームはマレーシアペアが12本で制すも、第2ゲームは保木/小林が22−20で取り返す。ファイナルゲームは先にマレーシアペアが20-18でマッチポイントをつかんだが、保木/小林が意地を見せて20オール。さらにポイントを奪い、23-21で逆転勝利を飾った。
これで2−2のイーブンとなった日本は、最終試合の女子ダブルスに志田千陽/松山奈未が登場。相手もトップランカーのティナー/タンがコートに立ち、試合は一進一退の攻防に。第1ゲームは志田/松山、第2ゲームはマレーシアペアがつかんでファイナル勝負となったが、最後は逆転の追い風に乗った志田/松山が21−18で勝利。日本が0−2からの逆転勝ちでマレーシアを下し、グループC3連勝で首位通過を果たした。
日本の結果は以下の通り。
■予選リーグ(5月1日)
▼グループC
日本(3勝)3−2 マレーシア(2勝1敗)
XD 緑川大輝/五十嵐有紗●0〔19−21、18−21〕②チェンTJ/トーEW39分
MS 奈良岡功大●1〔8−21、21−13、18−21〕②レオン・ジュンハオ68分
WS 宮崎友花②〔21−14、21−17〕0●ゴー・ジンウェイ38分
MD 保木卓朗/小林優吾②〔12−21、22−20、23−21〕1●A・チア/ソーWY69分
WD 志田千陽/松山奈未②〔21−18、18−21、21−18〕1●ティナー/タン83分
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文/バドミントン・マガジン編集部
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