バドスピ | BADMINTON SPIRIT

【アジア団体2024】日本男子がインドを3-2で制しベスト4進出!第3シングルスの桃田賢斗が起死回生の逆転勝利!<準々決勝/男子結果>

2月16日に開催されたアジア団体選手権(マレーシア・シャーアラム)4日目は、男女の決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。男女ともに予選リーグで1位通過している日本は、男子がインドと、女子は中国とベスト4をかけて激突。男子は第3シングルスにもつれた熱戦を見事制し、準決勝へと勝ち進んだ。

【決勝トーナメント】

準々決勝・女子
4日目
(2月16日)

【予選リーグ】

男子/第3戦
(2月15日)

女子/第2戦
(2月15日)

男子/第2戦
(2月14日)

男子/第1戦
(2月13日)

女子/第1戦
(2月13日)

アジアの頂点をめざす日本男子は、準々決勝で2022年のトマス杯優勝国であるインドと対戦。日本の第1シングルスを任されたのは西本拳太(上写真)。世界ランク7位のプラノイ・H.S.との勝負は、第1ゲームを西本が先制する。第2ゲームも相手の強打をさばきながらポイントを重ねた西本が、14−6と大きくリード。さらに連続ポイントで19−9まで広げた。

勝利目前に迫った西本だったが、ここからプラノイが猛追。7連続失点と5連続失点が響いて20オールに持ち込まれると、終盤もプラノイのスマッシュに苦しんだ。しかし、負けられない西本も底力を発揮。2度のマッチポイントをしのぐと、24オールから意地の2連続ポイントで26-24。最後になんとか逃げきった西本が、貴重な白星を挙げた。

この勝利で勢いに乗りたかった日本だが、第1ダブルスは世界ランク1位のシェティ/ランキレッディに対し、三橋健也/岡村洋輝が15本、17本で敗戦。さらに第2シングルスの渡邉航貴も、ラクシャ・センに第1ゲーム19-21、第2ゲームも接戦となった勝負を20-22で落とし、日本が逆転を許した。

後がない状況で回ってきた第2ダブルスは、A代表の古賀輝と今季から日本代表入りを果たした柴田一樹のペアで勝負。すると、積極的に攻撃を仕掛ける古賀/柴田が第1ゲームを21-17で制すと、第2ゲームも低くて速いスピード勝負をモノにして21-15。2-0のストレート勝利でスコアを2-2に戻し、第3シングルスに託した。

負ければ終わりの状況でコートに立ったのは、予選リーグ3試合に出場し全勝の桃田賢斗(上写真)。相手はこれまで何度も対戦しているスリカンス・キダムビだったが、第1ゲームはスリカンスが21-17で先制。第2ゲームは桃田が21-9で取り返し、勝負の行方はファイナルゲームへ。

緊迫した最終ゲームは、前半こそ互いに得点を奪い合う展開となったが、中盤から点差を広げたのはスリカンス。4連続ポイントなどで15−8、18−12とリードして試合を進める。一方、追い込まれた桃田は、ネットプレーから徐々に主導権を取り戻し得点を重ねた。追われる立場となったスリカンスは、焦りからミスを連発。桃田が8連続得点を奪い逆転に成功すると、その後も流れをつかみ、20オールでも冷静にラリー勝負を制して22-20。桃田が起死回生の逆転勝利を呼び込み、日本が3-2でインドを下しベスト4進出を決めた。準決勝は、準々決勝でシンガポールを下したマレーシアと対戦する。

77分の激闘を制した桃田賢斗。ファイナルゲームは最大で7点差のリードを奪われたが、ねばり強く戦い逆転勝利をつかんだ

2月16日に行なわれた日本とインドの対戦結果は以下の通り。

▼準々決勝(2月16日)

日本(C組1位)3-2 インド(A組2位)

MS1  西本拳太②〔21−16、26−24〕0●プラノイ・H.S.64分

MD1  三橋健也/岡村洋輝●0〔15−21、17−21〕②シェティ/ランキレッディ46分

MS2  渡邉航貴●0〔19−21、20−22〕②ラクシャ・セン55分

MD2  古賀輝/柴田一樹②〔21−17、21−15〕0●アルジュン/カピラ51分

MS3  桃田賢斗②〔17−21、21−9、22−20〕1●スリカンス・キダムビ77分

中国(A1位)3–2 インドネシア(D2位)

マレーシア(B1位)3−1 シンガポール(C2位)

韓国(D1位)3–2 台湾(B2位)

▼準決勝(2月17日)

中国 − 韓国

日本 − マレーシア

男子
予選リーグ順位

【グループA】

①中国②インド③香港

【グループB】

①マレーシア②台湾③カザフスタン④ブルネイ

【グループC】

①日本②シンガポール③タイ④ミャンマー

【グループD】

①韓国②インドネシア③UAE④サウジアラビア

バドミントン・マガジン2月号

Amazon

楽天

スポーツ

定期購読(定期割)

ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

バドスピTOPへ
モバイルバージョンを終了