小学生の日本一を決める『第32回全国小学生選手権大会』が、12月23日に開幕（沖縄県／那覇市民体育館・豊見城市民体育館）。競技２日目の24日は、都道府県対抗の男女団体戦（１複２単）の準々決勝から決勝が行なわれた。ここでは、女子団体のダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

混戦模様となった女子団体。この日は、まず準々決勝で熱戦がくり広げられ、千葉が宮城に、神奈川が兵庫に、いずれも2－0で勝利。大阪vs長崎と富山vs岐阜は、両対戦ともに複がファイナルゲームへ突入する持久戦となったが、大阪と富山が2－1で制し、準決勝のマッチアップが決まった。

神奈川は準々決勝からの勢いそのままに、千葉にも2－0で勝利。一方、富山はまたしてもタフな戦いを強いられたが、舛田舞羽が高い実力を発揮。1－1からの第2単を4本、8本で締め、チームを決勝のコートへ導いた。

ともに初優勝をめざして激突した富山と神奈川。2面展開で始まった決勝は、まず第1単の長原里紗が3本、16本で圧勝した神奈川がリード。しかし富山は、複の石塚理心／福田梨乃が、第1ゲームを失った後、第2ゲームも3－7と劣勢に立たされたものの積極性を取り戻し、15本で奪取。ファイナルゲームは序盤の6連続得点で主導権を握り、そのまま押しきった。

そして、石塚／福田が勝利した時点で第1ゲームを17－9と大きくリードしていた第2単の舛田は、マッチポイントまで疾走。緩急自在のオールラウンドなプレーを見せ続け、富山の記念すべき初戴冠を決めた。

＜女子団体結果＞※24日

▼準々決勝

千　葉　2－0　宮　城

神奈川　2－0　兵　庫

大　阪　2－1　長　崎

富　山　2－1　岐　阜

▼準決勝

神奈川　2－0　千　葉

富　山　2－1　大　阪

▼決勝

富　山　2－1　神奈川

石塚理心／福田梨乃②〔18－21、21－15、21－16〕０●福澤いち乃／横田咲希

柴田優来●０〔3－21、16－21〕②長原里紗

舛田舞羽②〔21－10、21－8〕０●丸菜々美

準優勝・神奈川

３位・千葉

３位・大阪

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文／バドミントン・マガジン編集部

写真／川口洋邦