【大会情報】S/Jリーグ2023展望『バドミントンS/Jリーグ 2023』J SPORTSオンデマンドで全試合配信！

11月4日（土）に開幕する国内最高峰のリーグ戦『バドミントンS/Jリーグ2023』。J SPORTSでは、この開幕戦からTOP4トーナメントまでJ SPORTSオンデマンドで全試合配信する。J SPORTSオンデマンドは、PCやスマホ、タブレットで見られる動画配信サービスだ。

昨季の男子S/Jリーグを制したのはトナミ運輸。決勝ではコーチ兼任の園田啓悟（左）と保木卓朗のペアが流れをつくり、小林優吾／目崎駿太郎が勝負を決めた。正規ペアではない組み合わせが見られるのもS/Jリーグならではの見どころだ

国内の実業団、クラブチームで争うS/Jリーグ。ダブルス2戦、シングルス1戦の2複1単で競う団体戦は、日本代表同士の対戦はもちろん、チーム戦略や応援合戦など見どころが盛りだくさんだ。

2023年シーズンは、男女各12チームが、それぞれSブロックおよびJブロックに分かれてリーグ戦を行なったのち、2024年2月12日（金）・24日（土）に上位4チームによるトップ4トーナメントおよび順位決定戦を戦う。

昨季、2大会ぶりのリーグ制覇を果たした再春館製薬所のエース・山口茜。国際大会での活躍が著しい選手が団体戦で覇を競う

このS/Jリーグには、10月の杭州アジア大会で活躍した選手、BWFワールドツアーを転戦する日本代表のほとんどが出場予定。パリ五輪出場が有力視されるプレーヤーたちも勢ぞろいする。東京五輪で銅メダル、アジア大会では銀メダルを獲得し、バドミントン界の顔として活躍を続ける混合ダブルスの渡辺勇大／東野有紗も、このS/Jリーグでは、所属するBIPROGYの男子チーム・女子チームの一員として参戦。普段のワールドツアーでは見られない男子ダブルス、女子ダブルスで登場する可能性もあり、S/Jリーグの見どころの一つともなる。

男子の注目は屈指の層の厚さで5連覇中のトナミ運輸。今季も保木卓朗／小林優吾、常山幹太ら日本A代表がチームの核となり、6連覇をめざす。同じSブロックに入ったのが竹内義憲／松居圭一郎のいる日立情報通信エンジニアリング、渡辺勇大や金子祐樹ら混合ダブルスのA代表がいるBIPROGYだ。

一方、Jブロックは昨シーズン過去最高成績となる2位に入ったジェイテクトと、6月の全日本実業団で優勝したNTT東日本が有力だ。ジェイテクトは、杭州アジア大会の団体戦で中国やシンガポールのエースを破るなど絶好調の西本拳太が絶対的な柱としてチームを支える。対するNTT東日本は、桃田賢斗、古賀輝／齋藤太一の単複エースだけではなく、続く若手も力をつけ、選手起用も注目が集まる。

女子は2022年シーズン優勝の再春館製薬所が、山口茜や志田千陽／松山奈未などの日本A代表を擁し、連覇をねらう。同じSブロックには東野有紗、松友美佐紀と混合ダブルスのA代表のいるBIPROGY、アジア大会で銅メダルを獲得している福島由紀／廣田彩花のいる丸杉が入り、トップ4トーナメント進出に向けて激戦となりそうだ。

女子Jブロックは、昨シーズン準優勝のヨネックスと同3位の北都銀行が有力。ともにA代表のダブルス、櫻本絢子／宮浦玲奈（ヨネックス）、松本麻佑／永原和可那（北都銀行）を擁し、パリ五輪出場権を争いレースのさなか、こうしたトップペア同士の対戦が実現するかも大きな見どころだ。