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【日本ランキングサーキット】男子シングルスは古賀穂が高橋洸士を下し2回目のV<決勝戦ダイジェスト−4>

国内のトップ選手が集う2023日本ランキングサーキット(埼玉・サイデン化学アリーナ)。熱戦が続いた大会の最終日となる5月31日は、各種目の決勝戦が行なわれた。ここでは、男子シングルスのダイジェストを紹介する。

【男子シングルス】

古賀穂(NTT東日本)が、日本B代表の高橋洸士(トナミ運輸)に2-1で勝利。2021年に続く2回目の優勝を果たした。

個人戦初優勝をめざす日本B代表の高橋は、大会初日から気合十分。長身からさらにジャンプしてスマッシュを打ち込み、広いコートを駆け抜け、大声をあげてきた。しかし、この日は静かな立ち上がり。レシーブのいい古賀を警戒してか、全力スマッシュは封印する。折り返しは11-9で古賀。息詰まる長い長いラリーで、どちらがチャンスをつくり、どう決めるか、という厳しい勝負が続いた。

古賀は第1ゲーム中盤に連続4得点。終盤からゲームオーバーまでは連続5得点して、第1ゲームを奪った。第2ゲームはしっかりラリーで点を取れるようになった高橋が、21-9で取り、勝負はファイナルゲームに突入した。

ファイナルゲームは1-3から古賀が連続7得点。無理にスマッシュを打たず、クリアーとロブとカットでシャトルを散らし、高橋(上写真)の体力を削っていく。余計な動きが少なく淡々とラリーを刻む古賀に対し、前のシャトルを取るとき頭が落ちるようになった高橋。それでもあきらめずシャトルを返し続ける姿に、初優勝への執念が感じられた。

そんな高橋を上回り、中盤には連続7得点した古賀。ラリーの中でクリアーとカットとロブを主体にしたり、スマッシュやドライブを入れてスピードを上げたり、ラリー自体に緩急をつけて試合を支配した。スマッシュからネット前プッシュとスピードを上げたラリーで、20-10とチャンピオンシップポイント。1本しのがれて20-11となったラリーも長く続き、ウイニングショットはラウンドからのクロスカット。高橋は足が出ずコートにひざまずき、無尽蔵のスタミナと正確なショットを刻んだ古賀は、応援席に両手を突き上げた。

▼決勝(5月31日)

古賀穂(NTT東日本)②〔21-13、9-21、21-11〕1●高橋洸士(トナミ運輸)

2年ぶりの優勝を飾った古賀
初の全国タイトルを逃したが、準優勝の好成績を残した高橋

取材・文/平田美穂

写真/菅原淳

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