【スディルマンカップ2023】日本はライバルの韓国に0-5で完敗。リーグ2位で準々決勝に進出。<日本戦結果>

5月17日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦スディルマン杯2023(中国・蘇州)4日目は、予選リーグが行なわれた。グループDで2連勝を飾り決勝トーナメント進出を決めている日本は、予選リーグ最終戦・韓国との勝負に挑んだ。

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勝てばグループD1位が決まる日本と韓国の勝負。上位進出に向けて勢いをつけたいライバル対決は、第1試合の混合ダブルスに、日本からは渡辺勇大/東野有紗が起用された。

先勝して優位に進めたかった日本だが、渡辺(上写真・手前)/東野は韓国の金ワンホ/鄭ナウンにファイナル勝負の末に敗戦。第1ゲームは、渡辺/東野が21-19で先制するも、続く第2ゲームは韓国ペアに15-21で奪われる展開に。ファイナルゲームで巻き返しをねらう日本ペアだったが、序盤からの連続失点で主導権を握られ、最後は5-21で敗戦。韓国に先制ポイントを許した。

続いて登場した男子シングルスの西本拳太(上写真)は、韓国の全奕陳(ジョン・ヒョクジン)と対戦。勝って1-1に戻したい場面だったが、第1ゲームは西本が11点に抑えられて苦しい状況に。第2ゲームは、意地を見せる西本が点数の奪い合いに持ち込んで接戦となったが、最後は17-18から相手に振り切られ0-2のストレート負け。この敗戦で日本は0-2となり、負けが許されない苦境に追い込まれた。

第3試合は女子シングルス。日本はエースの山口茜でポイントを奪いにいったが、その前に立ちはだかったのが韓国のポイントゲッターであるアン・セヨン。今季4回目の対戦となった2人の勝負は、アン・セヨンが第1ゲームを13-5でリードする。「(第1ゲームは)コントロールがしにくいエンドだったので、自分のコントロールが安定する前に点差が離れてしまった」と山口。第1ゲームを11-21で失うと、第2ゲームは山口が7-4で先行。しかし、その後はアン・セヨンに逆転され13-16に。後半は山口が追走するも、一歩及ばず15-21で敗戦。この時点で日本が0-3となり、チームの敗戦が確定した。

残された男子ダブルス、女子ダブルスの試合も、保木卓朗/小林優吾(上写真・右)、福島由紀/廣田彩花がそれぞれ0-2で苦杯を喫した。日本は韓国から1試合も勝利を奪えず0-5の完敗。リーグ2位で準々決勝に進むことになった。

17日の日本の結果は以下の通り。

【グループD】

日本(2勝1敗)0-5 韓国(3勝)

XD 渡辺勇大/東野有紗●1〔21−19、15−21、5−21〕②金ワンホ/鄭ナウン72分

MS 西本拳太●0〔11−21、19−21〕②全奕陳53分

WS 山口茜●0〔11−21、15−21〕②アン・セヨン48分

MD 保木卓朗/小林優吾●0〔18−21、12−21〕②徐承宰/カン・ミンヒュク41分

WD 福島由紀/廣田彩花●0〔13−21、18−21〕②李紹希/ペク・ハナ58分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/05/17
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