バドスピ | BADMINTON SPIRIT

【大阪国際2023】田中湧士、山下&緑川など日本勢は4種目で決勝に進出!<準決勝結果>

3月29日に大阪国際チャレンジ(守口市民体育館/IC)が開幕し、4月1日は各種目の準決勝が行なわれた。日本の若手選手らが中心となって参戦している大会には、韓国、台湾、インドネシアなどの強豪国からも、次世代を担う選手たちが出場。高いレベルで熱戦を繰り広げている。

日本勢は4種目で決勝に進出。男子シングルスは日本B代表の田中湧士(NTT東日本/上写真)が勝ち進んだ。準決勝では、同じくB代表の高橋洸士(トナミ運輸)との対戦となったが、第1ゲーム21-9で制した田中が、そのまま第2ゲームも髙橋を抑え込んで2-0のストレート勝ち。決勝の切符をつかんだ。決勝は、第2シードの全奕陳(韓国)を2-0で下したインドネシアのアルウィ・ファルファンと対戦する。

女子シングルスは、第1シードのシム・ユジン(韓国)を準々決勝で下した明地陽菜(再春館製薬所/上写真)が、準決勝も台湾のシード選手を15本、20本の接戦の末に下して決勝に進出。予選からの出場となった明地は、予選2試合を勝利したあとの本戦も、1回戦でタイのシード選手を撃破。その後も順調に経験豊富な海外選手たちから白星を奪い決勝進出を決めている。また、反対の山で行なわれた準決勝は、齋藤栞(ACT SAIKYO)と水井ひらり(NTT東日本)の日本人対決を齋藤が制し、決勝の切符をつかんでいる。

男子ダブルスは予選から勝ち上がった山下恭平(上写真・手前)/緑川大輝(NTT東日本)が準決勝を突破。混合ダブルスの日本A代表として活躍する2人は、今春から緑川が山下の所属するNTT東日本に加入。昨年の全日本総合男子ダブルスでもベスト4に入っており、実力的には国際大会でも通用する力を持っている。今大会では、日本人対決などを制して決勝に勝ち進んでおり、優勝をかけた頂上決戦は第1シードの韓国ペアを下した、台湾ペアと激突する。

女子ダブルスは、昨年の総合4強の大竹望月(上写真・左)/髙橋美優(BIPROGY)が決勝まで勝ち上がった。1回戦から台湾、マレーシア、タイと海外ペアとの勝負となった大竹/髙橋だが、ここをしっかり勝利。準決勝もシードの台湾ペアを2-0のストレートで下して決勝の切符をつかんでいる。決勝はベテランの申昇瓚(シン・ソンチャン)と若手のイ・ユリムが組む韓国ペアと優勝をかけて争う。

準決勝の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

▼準決勝(4月1日)

田中湧士(NTT東日本)②〔21−9、21−19〕0●高橋洸士(トナミ運輸)44分

アルウィ・ファルファン(インドネシア)②〔21−16、21−12〕0●全奕陳(韓国)38分

▼決勝

田中湧士 − アルウィ・ファルファン

【女子シングルス】

▼準決勝(4月1日)

明地陽菜(再春館製薬所)②〔21−15、22−20〕0●リン・シャンチ(台湾)44分

齋藤栞(ACT SAIKYO)②〔22−20、21−8〕0●水井ひらり(NTT東日本)46分

日本代表経験者同士の対決となった準決勝を制した齋藤栞が決勝に進出

▼決勝

明地陽菜 – 齋藤栞

【男子ダブルス】

▼準決勝(4月1日)

ウェイ・チュンウェイ/ウ・グァンシュン(台湾)②〔21−19、7−19、21−19〕1●ジン・ヨン/ナ・スンソン(韓国)48分

山下恭平/緑川大輝(NTT東日本)②〔21−13、21−14〕0●熊谷翔/小川航汰(日本大)31分

大学生ペアの熊谷(右)/小川がベスト4の成績を収めた

▼決勝

山下恭平/緑川大輝 – ウェイ/ウ(台湾)

【女子ダブルス】

▼準決勝(4月1日)

申昇瓚/イ・ユリム(韓国)②〔21−12、21−9〕0●大澤佳歩/杉山薫(BIPROGY)38分

大竹望月/髙橋美優(BIPROGY)②〔21−10、21−15〕0●リュウ・チャオユン/ワン・ユーチャオ(台湾)30分

韓国期待の若手であるイ・ユリム(左)は、経験豊富な申昇瓚とのペアで決勝に進出
第1シードのインドペアを準々決勝で撃破した大澤(右)/杉山がベスト4

▼決勝

大竹望月/髙橋美優 − 申昇瓚/イ・ユリム

【混合ダブルス】

▼準決勝(4月1日)

キム・ヨンヒュク/イ・ユリム(韓国)②〔21−16、21−19〕0●ウ・スアンイ/ヤン・チュウユン(台湾)35分

ワン・チャン/申昇瓚(韓国)②〔21−9、19−21、21−19〕1●リン・ヨンシェン/リュウ・チャオユン(台湾)57分

準決勝では台湾ペアを2-0で退けたキム・ヨンヒュク(左)/イ・ユリム。イ・ユリムは女子ダブルスとともに決勝に進出
ベテランの申昇瓚(右)とワン・チャンのペアが決勝へ。決勝は申昇瓚が女子ダブルスでペアを組むイ・ユリムとの同国決勝に

▼決勝

キム・ヨンヒュク/イ・ユリム – ワン・チャン/申昇瓚

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/早浪章弘

バドスピTOPへ
モバイルバージョンを終了