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「大会前から準備してきたことがしっかりできた」(櫻本絢子) 全日本総合バドミントン2022 28日/選手コメント10

日本一を決める「76回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会4日目の28日は、各種目準々決勝を実施。ここでは、注目選手のコメントを紹介する。

櫻本絢子(左)&宮浦玲奈(ヨネックス)

準々決勝結果:中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)に2-0で勝利

櫻本「ここが大事な試合だと大会前から準備してきたことが、最初からしっかりできました。宮浦は後衛になったときでも我慢してくれて、私が後ろに回ったときの攻撃がききましたね。いいかたちで勝ち切れた。明日の準決勝は相手が中一日空きますが、私たちは逆に、今日の一戦で試合勘をつかめたともいえます」

宮浦「二人で組んだランキングサーキットのころから、いろいろと話し合ってきました。まずは社会人で優勝してポイントをあげよう、総合では5シードに入ろう…とか。総合のベスト4も、まずは第一目標でしたが、最後の目標は優勝。明日対戦するペア(矢﨑月子/髙崎夏実)は球への執着を強く感じるので、こっちも負けないようにやりたいです」

大竹望月(右)&髙橋美優(BIPROGY)

準々決勝結果:篠谷菜留/上杉杏(NTT東日本/明治大)に2-0で勝利

大竹「1ゲーム目、10対19になったとき、どちらか一人が折れていたらあの追い上げはなかったと思います。ベスト4は初。社会人前には私が左足首をケガして、十分な練習ができていなかったんですが、今回はいい状態で臨めています」

髙橋「大会前のチーム合宿では、全身が筋肉痛になるくらいの厳しい練習だったんですが、あれでフィジカルが上がって、ラリーができるようになった。明日対戦するフクヒロさんは、3年前に対戦して全部の面でやられましたが、対戦が楽しみです」

中西貴映&岩永鈴(BIPROGY)

準々決勝結果:櫻本絢子&宮浦玲奈(ヨネックス)に0-2で敗戦

中西「全部含めて、これが今の実力かなと思います。A代表だからというプレッシャーは感じないようにしていたけれど、感じる部分もありました。ただ、相手もB代表以上の実力があるというのはわかっていました。気持ちの部分でももっと強くならないと、この先はないなと思っています。この弱さと向き合って、また頑張りたいと思います」

岩永「最初は展開的には悪くはなかったんですけど、相手の方が球も強くて、押し切られる部分が多くて、そこが足りなかったと思います。力をつけることは簡単ではないと思うので、かわす技術などで相手を上回れるようにもっと練習したいです」

取材・文/楊順行、バドミントン・マガジン編集部

写真/バドミントン・マガジン編集

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