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【全日本総合2022】2連覇に挑む緑川&齋藤が準決勝進出!A代表の金子&松友も2-0で快勝!<混合ダブルス>

12月28日に開催された第76回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、混合ダブルスの戦いをダイジェストでお伝えする。

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【混合ダブルス】

大会4日目、朝一番の第1コートに入ったのは、昨年の総合王者の緑川大輝(上写真・左)/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)と、三橋健也/中西貴映(BIPROGY)。B代表で世界ランク26位の緑川/齋藤が有利かと思われたが、先にペースをつかんだのは三橋/中西だった。ロングサービスからラリーの主導権を握り、こちらは女子ダブルスで世界ランク16位の中西が、積極的にネット前でシャトルをさばく。第1ゲームは、21-15で三橋/中西が先取した。第2ゲームに入ると緑川/齋藤がスピードを上げ、齋藤の前衛が冴えて得点を重ねていく。21-12で奪い返すと、ファイナルゲームも緑川/齋藤のペースのまま21-12。最後は緑川のカットが二人の間に落ちて、57分に及ぶ戦いが終わった。

同じ朝一番の試合に入った金子祐樹/松友美佐紀(BIPROGY)は、小林晃/小野菜保(ジェイテクト/再春館製薬所)にストレート勝ち。世界ランク12位の実力を見せつけた。金子/松友と同じA代表で、世界ランク13位と切磋琢磨する山下恭平/篠谷菜留(NTT東日本)も、山田尚輝/池内萌絵(NTT東日本/七十七銀行)に2-0で勝利。成長中のB代表ペアの挑戦を退けた。山下/篠谷の準決勝の相手は、緑川/齋藤。山下と緑川は、男子ダブルスではペアを組んでベスト4入り。手の内を知る者同士の対決だ。緑川は、「来年からは同じチームになりますが(編集部注:緑川は来年4月、NTT東日本に入社予定)、ミックスでは敵なので、しっかり倒していきたいです」と意気込む。

ベスト4最後の枠に入ってきたのが、大学生ペアの西大輝/佐藤灯(龍谷大)。B代表の西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本)を相手に、第1ゲームを22-20で奪う。第2ゲームは経験に勝る西川/尾﨑が21-11で取り返し、勝負はファイナルゲームへ。リードしながら試合を進めていた西川/尾﨑が勝ちきるかと思われたが、中盤の連続得点で追いつき、終盤の連続4得点でマッチポイント。1本しのがれながら、21-16で勝利を決めると、「ヤッター!」という佐藤の声が会場に響き渡った。

準決勝の相手は金子/松友。「世界で戦っている選手との対戦なので、今日のように楽しみたい。大学生のパワーを見せつけたいです」(西)、「自分たちがどれだけ通用するのか、相手からはどれだけ強い球がくるのか。全力でいきたいです」(佐藤)と、それぞれコメント。快進撃を続ける大学生ペアの挑戦を、世界レベルのペアがどう受け止めるか、大いに注目したい。

▼準々決勝(12月28日)

金子祐樹/松友美佐紀(BIPROGY)②〔21-12、21-12〕0●小林晃/小野菜保(ジェイテクト/再春館製薬所)

西大輝/佐藤灯(龍谷大)②〔22-20、11-21、21-16〕1●西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本)

山下恭平/篠谷菜留(NTT東日本)②〔21-16、21-14〕0●山田尚輝/池内萌絵(NTT東日本/七十七銀行)

緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)②〔15-21、21-12、21-12〕1●三橋健也/中西貴映(BIPROGY)

▼準決勝(12月28日)

金子祐樹/松友美佐紀 − 西大輝/佐藤灯

緑川大輝/齋藤夏 − 山下恭平/篠谷菜留

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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