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【全日本総合2022】前回王者の田中湧士がB代表対決を制して準決勝へ!桃田賢斗、西本拳太はストレート勝ちでベスト4!<男子シングルス>

12月28日に開催された第76回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、男子シングルスの戦いをダイジェストでお伝えする。

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【男子シングルス】

準決勝に勝ち進んだのは、2年ぶり5回目の優勝をねらう桃田賢斗(NTT東日本)、6年ぶり2回目の頂点に挑む西本拳太(ジェイテクト)。そのA代表2人への挑戦権を手にした、前回王者の田中湧士(NTT東日本)と予選から勝ち上がってきた村本竜馬(ジェイテクト)だ。

桃田は、日本A代表の渡邉航貴(BIPROGY)を破ってきた大林拓真(トナミ運輸)を、18本、10本で退け順当に準決勝へ。西本は前回大会ベスト4の高橋洸士(トナミ運輸)を22-20、21-19の接戦の末に下した。

残り2つの準々決勝は、若手同士の対戦。チームの先輩である常山幹太を2回戦で破った秦野陸(トナミ運輸)と、大会2連覇をねらう田中が激突すると、第1ゲームから激しい競り合いに。互いに主導権を譲らず、20オールとなってからも白熱したラリーが繰り広げられた。

その第1ゲームは、25-23で秦野が奪ったものの、第2ゲームは田中が序盤で11-2とリードを奪い、そのまま制してファイナルゲームへ。その最終ゲームでも田中が前半に連続ポイントで突き放すと、途中から猛追する秦野を田中が振り切り21-14で勝利。2大会連続でベスト4進出を決めた。

試合後、「去年の総合に勝ってから、この1年(海外で)負け続けていた」という田中は、その苦しい経験を踏まえた上で、今大会に臨んでいたことを語った。同じB代表として海外を転戦した秦野との勝負はプレッシャーがあったというが、「秦野選手の強打はえぐいので、打たれたらとれない。同じシャトルを上げるにしても、打たせないというより、しっかり準備できるような球をつくった」と、ライバル対策をしっかり結果に結びつけて準決勝の切符をつかみとっている。

1回戦で奈良岡功大(IMG)と好勝負を演じた村本は、今年の日本ランキングサーキット準優勝の小本翔太(日立情報通信エンジニアリング)と対戦。第1ゲームは小本が21-16で奪ったものの、ねばり強く戦う村本が第2ゲームを16-18からの逆転で制し、勝負の行方はファイナルゲームへ。最終ゲームも接戦の展開となったが、最後は村本が抜け出し21-17で勝利。自身初の総合ベスト4入りを決めた。準決勝は桃田と田中、西本と村本が対戦。NTT東日本、そしてジェイテクト同士の対戦カードとなった。

準々決勝の結果は以下の通り。

▼準々決勝(12月28日)

桃田賢斗(NTT東日本)②〔21-18、21-11〕0●大林拓真(トナミ運輸)

田中湧士(NTT東日本)②〔23-25、21-11、21-14〕1●秦野陸(トナミ運輸)

西本拳太(ジェイテクト)②〔22-20、21-19〕0●高橋洸士(トナミ運輸)

村本竜馬(ジェイテクト)②〔16-21、22-20、21-17〕1●小本翔太(日立情報通信エンジニアリング)

▼準決勝(12月29日)

桃田賢斗 − 田中湧士

西本拳太 − 村本竜馬

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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