10月23日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP(オーデンセ/Super750)の大会最終日は、各種目決勝が行なわれた。
男子シングルスはリー・ジジャ(マレーシア)と中国の石宇奇(シー・ユーチー/上写真)が激突。第1ゲームを石宇奇が21−18で奪うと、第2ゲームはリー・ジジャが16本で取り返して、勝負の行方はファイナルゲームへ。久々の優勝をねらう石宇奇は、7-5から7連続得点で大きくリード。食い下がるリー・ジジャを振り切り、最後は21-12で勝利。石宇奇は2019年のスイスOP(Super300)以来となるタイトル獲得となった。
女子シングルスと混合ダブルスの決勝は中国対決。女子シングルスは何冰嬌(へ・ビンジャオ)が、世界選手権銀メダリストの陳雨菲(チェン・ユーフェイ)をファイナル勝負の末に退けて優勝。混合ダブルスは世界王者の鄭思維(ツェン・シーウェイ/上写真・右)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が、今大会でペアを組んだ馮彦哲(フェン・ヤンジゥ)/黄東萍(ファン・ドンピン)との大接戦を勝利し、今季8つ目のタイトルを獲得した。
男子ダブルスは、インドネシア対決となった勝負をアルディアント(上写真・右)/アルフィアンが制して優勝。優勝をねらうギデオン/スカムルヨを第1ゲーム21-19で制すと、第2ゲームは28-26の接戦を制して優勝をつかんでいる。また、女子ダブルスは、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)がV達成。韓国ペアを12本、15本で退けて頂点に立った。中国は男子ダブルスを除く4種目を制覇するなど、他国を圧倒する活躍を見せた。
23日の決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼決勝(10月23日)
石宇奇(中国)②〔21−18、16−21、21−12〕1●リー・ジジャ(マレーシア)64分
【女子シングルス】
▼決勝(10月23日)
何冰嬌(中国)②〔22−20、12−21、21−10〕1●陳雨菲(中国)67分
【男子ダブルス】
▼決勝(10月23日)
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−19、28−26〕0●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)47分
【女子ダブルス】
▼決勝(10月23日)
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−12、21−15〕0●李紹希/ベク・ハナ(韓国)40分
【混合ダブルス】
▼決勝(10月23日)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−19、20−22、21−19〕1●馮彦哲/黄東萍(中国)68分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO