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【ジャパンOP】「国際大会初優勝に正直ホッとしている」(西本)<決勝戦-選手コメント2>

9月4日に開催されたダイハツヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会最終日に各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、決勝で熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。

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西本拳太

MS決勝:周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)に2-1で勝利!

--決勝を振り返って

ホームで行なわれるジャパンオープンで優勝できて率直にうれしい気持ちと、国際大会での初優勝となるので、正直ホッとしています。

--ヘアピンもスマッシュレシーブもロブもよかったと思うが、自分自身の中での手応えは?

今大会を通して、ドライブ戦や相手のプッシュに対するレシーブという部分は、練習から積み重ねてきたことが出ていた。自分の成長だと思います。

--相手は西本選手のロブが嫌だったと話していた

相手の巧みな戦術だったり、試合の進め方というのは、何度やっても本当に素晴らしいと感じる選手。僕もそういう部分を盗みつつ、いかに(相手の戦術に)ハメられないかというのを意識しながらやりました。

--長い試合になればなるほど、自分に勝機がある展開と話していた。まさにその通りになった

(落とした)2ゲーム目は、取れるチャンスがあったと思います。長い試合という意味では、最後、シンプルに“後ろ前、後ろ前”のプレーを続けたことで、相手の足にきてるな、というのが見えました。そのシンプルな戦いに持っていくまでに、よく自分が我慢できたと思います。

--国際大会で初優勝。これまで決勝で跳ね返された自分と、一番の違いは何か

自分が人として成長できたことが、この勝利につながったかなと思います。勝ちたい気持ちがいくらあっても、自分がやるべきことをやらなければ勝てないというのを、痛いほど感じてきました。とにかく、コーチからのアドバイスも、「勝ち負けというよりは内容。自分のやるべきことをやろう」と言ってもらいました。それができたからこその初優勝だったと思います。

--この優勝がゴールではないと思いますが、今後に向けて

もちろんゴールではないです。やっとスタートラインに立てたかなと思います。

--ランキング上位の選手を破っての優勝。自信につながる部分はあるか

ランキングが上の選手に勝てたことは自信になるけども、自分自身、何度もそういう接戦の試合ができている中で、勝ちきることができなかった。今回に関しては、そのランキング上の選手と勝負できている実感はあったし、それを勝ちきることができたことが、自分の成長だと感じています。

−−初優勝で「ホッとしている」というのは、優勝のうれしさより、ようやく勝てたことを表す意味か

まさにその通りです。決勝を勝った後、ホッとした気持ちがほとんどでした。

--28歳での優勝。これからが全盛期でいいか

もちろんです。“これからが全盛期”でお願いします!

--2年後のパリ五輪をどう考えているか

東京五輪には出場できなかったので、パリ五輪は見据えてやっています。パリ五輪の金メダルをめざしていかない限りは、出場するのも難しいと思うが、ここからの積み重ねがレースに入った時のプレーにつながってくると思う。自分のこうすれば勝てるというプレーを確立するためにも、今後より一層、一試合一試合、一点一点、一球一球を大事にしたいと思います。

取材/平野貴也

構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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