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【大会プレビュー】元日本代表の藤井瑞希と嘉村健士が2大会の見どころを語る!PART.2

8月22日に世界選手権が開幕! また、翌週の8月30日からは大阪でダイハツ・ヨネックスジャパンオープンが開催。2週にわたって、日本で世界トップのバドミントンが見られる。この2大会について、日本代表の先輩である藤井瑞希さんと嘉村健士さんが、期待感や見どころについて語ったトークショーの模様をダイジェストでお伝えする。トークショーは7月5日、『ヨネックス2023新製品発表会』の会場で実施。スポーツ用品店や専門店の担当者などが二人の軽快なトークに耳を傾けていた。

日本で開催された国際大会での記憶や、自身の世界選手権での思い出、そして世界からトッププレーヤーが集まる今大会の注目選手について語ったPART1に続き、PART2ではそれぞれが注目する日本選手についてのトークをお届けする。

ヨネックス2023新製品発表会の会場で行なわれたトークショー。藤井瑞希さんと嘉村健士さんが世界選手権およびダイハツ・ヨネックスジャパンOPの見どころを語った

日本代表は全種目で優勝のチャンスあり

藤井 日本選手で注目している選手やペアは?

嘉村 やはりトナミ運輸の後輩・保木卓朗/小林優吾ペアに頑張ってほしいです。ダブルスでいうと女子の結果が目立ちますが、少しずつですが、男子も結果が出てきているので、女子選手に結果で負けてほしくないという思いがありますね。

藤井 ビッグトーナメントでの男子選手のそうした思いは、近くにいて感じていましたよ。その気持ちがあるから、日本のレベルが全体的に上がってきたというのもありますよね。保木/小林ペアは、2021年後半にすごく成長して、一気に成績を出した印象があります。

嘉村 男子ダブルスでは、僕を含め東京オリンピックに出場した2組が日本代表から抜け、「今度は自分たちがやってやる」と自覚が出てきましたよね。もともとポテンシャルは高かったのですが、連続ミスなども多かった。それが、自覚が芽生えたことで変わりました。日本の男子ダブルスのエースとして不安もあったかもしれませんが、いい方向に気持ちが切り替わり、結果につながったのかなと思います。

藤井 自覚ひとつでここまで変わるんだと驚きもあります。ただ、確かにソノカム(園田/嘉村)も上が抜けた瞬間に、一気に活躍しましたよね。先輩が抜けるときというのは、選手をより強くさせるのかもしれません。

嘉村 それまでに先輩たちがいろいろ話してくれますよね。日本バドミントン界はそういった縦のつながりがあって、それが選手たちを成長させてくれていると思います。

藤井 女子は、志田千陽/松山奈未ペアですね。東京オリンピックに出られなかったですが、今、一番勢いのある女子選手です。その勢いのまま、世界選手権で優勝してほしい。

嘉村 日本は全種目優勝できる可能性があると思うんですよ。特に山口茜選手、保木/小林ペアは前回大会で優勝しているので、2連覇をねらえます。勝ち方をわかっているのは強みですよね。また、桃田賢斗選手は6月のマレーシアオープンで決勝に進んでいるし、復調してきていると思います。混合ダブルスでは、東京五輪で銅メダルを獲得した渡辺勇大/東野有紗ペアに優勝のチャンスがあります。

藤井 女子はシングルス、ダブルスともに決勝で日本選手対決になる可能性もあると思っています。マレーシアオープンでは奥原希望選手の調子が上がってきているように見えました。彼女はピーキングを合わせるのがうまい選手。山口選手とともに期待したいですね(編集部注※奥原選手は8月19日にケガのため出場辞退が決定)。また、女子ダブルスは志田/松山ペアに勢いがありますが、福島由紀/廣田彩花ペア、松本麻佑/永原和可那ペアは世界選手権の決勝を何度も経験しています。結果、注目は全種目ということになりますね(笑)。

嘉村 自国開催ということで、選手はいつも以上に頑張りますよね。今のところ、東京体育館には満員の観客を入れられるそうなので、その雰囲気は選手を後押しするでしょう。

藤井 ぜひ会場に足を運んでほしいですね。しかも、翌週には大阪でダイハツ・ヨネックスジャパンオープンが開催。今年は世界選手権の直後ということもあり、そのままトップ選手がこの大会にも出場します。これまでジャパンオープンでは見る機会のなかった顔ぶれも勢ぞろいするので、私も、この2週間が今から楽しみです。

※それぞれの思い出や、他国の注目選手について語ったPART.2はこちら

各大会のチケットはローソンチケットにて発売中!

■世界選手権

https://badminton.or.jp/bwc2022/ticket/ticket.html

■ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン

http://dyjapanbadminton.com/2022/ticket/ticket.html

藤井瑞希/ふじい・みずき。1988年8月5日生まれ、熊本県出身。青森山田高-ルネサス-ルーディンハウゼン(ドイツ)-ブリストル・ジェッツ(イギリス)-再春館製薬所。2021年ロンドン五輪の女子複で銀メダルを獲得し、日本バドミントン界初の五輪メダリストに。12年にはパートナーの垣岩令佳とペアを解消したが、14年からドイツ、イギリスでプレーしたあと、17年2月に再結成。18年シーズンをもって現役を引退。現在は豊富な経験を活かし、バドミントンの普及活動や解説などのほか、社会貢献活動を行なっている。

嘉村健士/かむら・たけし。1990年2月14日生まれ、佐賀県出身。唐津第一中-八代東高-早稲田大-トナミ運輸。ジュニア時代からダブルスで活躍。大学ではインカレで2度の全国制覇。2012年にトナミ運輸入社後は、園田啓悟とのペアで全日本総合3度優勝(15・16・18年)。ワールドツアーでは16年香港OPなど5回優勝。世界選手権では17年に銅メダル、18年に銀メダルを獲得。世界ランキング最高位2位。21年シーズンで第一線を離れ、22年4月よりヨネックスバドミントンチームのコーチに就任した。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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