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【トマス杯&ユーバー杯2022】日本女子は韓国に0-3で完敗!勢いつかめずベスト4に終わる<準決勝/日本ユ杯>

513日に開催されたバドミントンの世界一を決める国・地域別対抗戦トマス杯&ユーバー杯2022(タイ・バンコク)6日目は、男子ト杯、女子ユ杯ともに決勝トーナメント・準決勝が行なわれた。2018年以来、4年ぶりのユーバー杯優勝をねらう日本女子は、ライバル・韓国との勝負に0-3で敗れて準決勝敗退。決勝進出を逃した。

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第1シングルスは、山口茜(上写真)とアン・セヨンのトップランカー対決。勝ってチームに勢いを与えたい両者だが、貴重な先制ポイントをつかんだのはアン・セヨンだ。

第1ゲーム、山口がスピードを生かした攻撃でポイントを重ね、21-15で先制する。第2ゲームも、山口が中盤に7連続ポイントを奪い試合を優位に進めたが、簡単には負けられないアン・セヨンがここから逆襲。クリアーの応酬から鋭いカットを要所で決めると、21-18で逆転に成功。ファイナルゲームに突入する。

「2ゲーム目を取られても、気持ちを切り替えて入れたと思う」と山口。その言葉通り、最終ゲームも先にリードを奪ったが、チェンジ・エンズをしてから、流れはアン・セヨンに傾く。「主導権を握ってラリーすることが少なかった」(山口)と、なかなか攻撃を仕掛けられない山口に対し、アン・セヨンは高い打点からのカットでチャンスをつくり、最後21-18で勝利。エース対決を制した韓国が先勝する。

黒星発進となった日本。続く第1ダブルスは志田千陽/松山奈未(上写真・右)が登場し、経験豊富な李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)と対戦した。第1ゲームは、志田/松山が二人の得意なスピード戦で仕掛けるも、韓国ペアは志田/松山の攻撃をうまくさばきながら試合をコントロール。中盤、先に抜け出した韓国ペアが21-16で制し、志田/松山にプレッシャーをかけた。

苦しい状況となった日本ペアは、第2ゲームでの巻き返しをねらったが、なかなかペースをつかめない。志田/松山のミスが目立ち始めると、5連続得点などで差を広げた韓国ペアが16-9とリード。志田/松山も後半にリズムを取り戻して16-19と3点差まで詰め寄ったが、最後まで落ち着いていた李紹希/申昇瓚が21-17で勝利。韓国が2連勝を飾り、日本を追い詰める。

追い込まれた日本は、第2シングルスの奥原希望(上写真)が金ガユンとの勝負に挑む。第1ゲームは前半こそ互いにポイントを奪い合う展開となったが、インターバル後に奥原が連続失点。一気に点差を広げられ、12-21で落とした。第2ゲームに入ると、ペースを取り戻した奥原が相手を左右に揺さぶりながら得点をつかんで21-11。最終ゲームも、ペースを手にした奥原が11-4で折り返した。

完全に奥原が主導権を握ったかに見えたが、ここから金ガユンがしぶとくラリーを展開。「相手が我慢してきたのに対して、私のフィジカルが落ちてしまった」と奥原。なかなか攻めきれずにミスが増えた奥原に対し、金ガユンは連続ポイントで勢いづく。連続ポイントを奪った金ガユンが17-13で逆転に成功すると、そのまま奥原を押し切って勝利。この結果、日本は0-3で韓国に敗れ準決勝敗退。3大会連続となる決勝進出はならなかった。

13日の日本の結果は以下の通り。

ユーバー杯・決勝トーナメント
▼準々決勝(5月13日)

日本 0-3 韓国

WS1●山口茜●1〔21−15、18−21、18−21〕②アン・セヨン63分

WD1●志田/松山●0〔16−21、17−21〕②李紹希/申昇瓚45分

WS2●奥原希望●1〔12−21、21−11、16−21〕②金ガユン64分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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