2月6日に開催されたJTB S/Jリーグ2021の大会2日目は、熊本会場と八代会場に分かれて男女2回戦が行なわれた。ここでは、熊本県立総合体育館で実施された女子の再春館製薬所vs NTT東日本の試合をダイジェストでお伝えする。
女子ダイジェスト
熊本大会
熊本会場の女子リーグの試合は、地元熊本の再春館製薬所が登場。昨日、接戦の末にACT SAIKYOを破ったNTT東日本と対戦した。
第1ダブルスには、昨年後半に国際大会で好結果を残した志田千陽／松山奈未（上写真・左）、そしてシングルスには世界女王の山口茜を起用するなど、ベストとも言える布陣で臨んだ再春館製薬所に対し、NTT東日本は昨日とまったく同じオーダーで挑んだ。
志田／松山と篠谷菜留／鈴木陽向が対戦した第1ダブルス。なんとか競り合いに持ち込みたい篠谷／鈴木だったが、地力で上回る志田／松山は、第1ゲームを12本で奪取するなど相手を圧倒。結局、第2ゲームも21−16で勝った志田／松山がストレート勝ちで、チームに1勝をもたらした。
続くシングルスは、再春館製薬所の山口とNTT東日本の大家夏稀が対戦。山口は試合後、「最後の詰めでミスが出たり、それぞれのショットやラリーの展開でのクオリティの高さが必要かなと思います」と改善点を挙げたものの、第1ゲームは11本、第2ゲームも14本と大家を寄せつけない試合運びで貫禄の勝利。
「チームとしては優勝が目標なので、個々の集中力もそうですし、チームとしてもよりまとまっていかなければいけない部分もあると思う。チーム一丸となって戦っていきたい」（山口）
第2ダブルスは、NTT東日本の朝倉みなみ／永井瀬雰が、昨日に続いて勝利。小野菜保／福本真恵七との接戦を19本、18本で競り勝っている。
女子リーグは前回優勝の日本ユニシス、ヨネックス、再春館製薬所、山陰合同銀行がベスト4に進出。11日の東京大会では、決勝進出をかけた戦いがくり広げられる。
▼2回戦（2月6日）
再春館製薬所 2-1 NTT東日本
志田千陽／松山奈未②〔21−12、21−16〕0 ●篠谷菜留／鈴木陽向
山口茜②〔21−11、21−14〕0●大家夏稀
小野菜保／福本真恵七●0〔19−21、18−21〕②朝倉みなみ／永井瀬雰
▼準決勝（2月11日）
日本ユニシス ― ヨネックス
再春館製薬所 ― 山陰合同銀行
▼順位決定戦（2月11日）
昭和電工マテリアルズ ― 七十七銀行
▼9位決定戦（2月11日）
広島ガス ― ACT SAIKYO
▼順位決定戦（2月12日）
北都銀行 ― NTT東日本
取材・文／吉井信行
写真／菅原淳
JTB S/Jリーグ2021
八代大会
（2月5日）
熊本大会
（2月6日）
