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「いいプレーで勝ち上がれて、最後は声が出てしまった」(田中湧士) 全日本総合バドミントン2021 28日/選手コメント9

日本一を決める「第75回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会4日目の28日は、各種目準々決勝を実施。ここでは、注目選手などのコメントを紹介しよう。

田中湧士(日本大)

準々決勝結果:古賀穂(NTT東日本)に2-1で勝利

去年は桃田選手に負けてベスト4で、今回はA代表がいらっしゃらない中で優勝をねらっているので、それに向けてひとつ段階を踏んだというか、自分の中でいいプレーをして勝ち上がれてすごくうれしかったから、勝った瞬間は声が出ちゃいました(笑)。内容的には、クリアーほか相手を揺さぶる球を今までより強く意識してやっていく中で、チャンス球がきたときにスピードを上げてスマッシュを打つなど、組み立ての面でよかったと思います。

今年はここまで結果が出なかったですが、追われる立場になって受け身になったことや、コロナで試合がないことで大学内だけの練習になり気持ちが緩んでしまったことが大きかった思います。今回は仕上げてきたので、仕上げてきたというぶれない心で戦っていこうと思います。

ラリーの中でスピードを上げて、スマッシュやカットで先手をとっていくのが自分のプレースタイル。明日の相手の下農選手はスマッシュの角度やスピード、パワーもあるので、臆することなくしっかりロビングやクリアーを使って、その中で長所をいかせるようにしたいと思います。

古賀穂(NTT東日本)

準々決勝結果:田中湧士(日本大)に1-2で敗退

相手のペースで試合が運んで、自分の流れにできなかったという印象です。相手がネットを切ったときに、打ちやすいように上げてしまって、相手のやりやすいようにしてしまった。B代表合宿などの練習ゲームでも負けることも多かったので、自分も向かっていってはいたんですけど、それでも相手に押し切られたところはありました。自分の中で、やり方をもっと変えていかないといけないと感じました。

第1シードとして優勝したかったんですけど、まだまだ実力が足りないというのがわかったので、足りないところを整理して、また成長していきたいと思います。

取材・構成/江國晴子、バドミントン・マガジン編集部

写真/バドミントン・マガジン編集部

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