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【富山IH2021】選抜女王の大澤&石川がベスト4入り! 1、2年生ペア・明地&田口も最終日へ<女子ダブルス>

『富山インターハイ』は、8月11日(水)に大会3日目を迎えて、個人戦がスタート。男女とも個人ダブルスの1回戦から準々決勝までが行なわれ、ベスト4が出そろった。ここでは、アルビス小杉総合体育センターと新湊アイシン軽金属スポーツセンターで実施された女子ダブルスをレポートする。

【女子ダイジェスト】

個人ダブルスの春夏連覇に挑む大澤陽奈(右)/石川心菜(青森山田)

優勝候補が8強入りを逃すなど、波乱含みとなった女子ダブルス。ベスト4へと進出したのは、まず第1シードの大澤陽奈/石川心菜(青森山田・青森)。大澤/石川は2回戦からの3試合を危なげなくストレート勝ちすると、準々決勝では中出すみれ/押見綾奈(富山国際大付・富山)と対戦。この試合の第1ゲームを16本で制した大澤/石川は、第2ゲームも終始リードを奪って17本。最終日へと駒を進めた。

また、団体戦では2位と惜しくもタイトルを逃したふたば未来学園(福島)の杉山薫/田部真唯は、準々決勝で第2シードで選抜準Vの中原鈴/吉川天乃(倉敷中央・岡山)と激突。この試合、第1ゲームを14本で落とした杉山/田部だったが、第2ゲーム以降は相手にペースを渡さず、7本、8本と圧倒。杉山/田部が逆転勝ちを収めて、ベスト4入りを決めた。

ふたば未来学園のエースペア・杉山薫(左)/田部真唯。杉山は明日12日から始まる個人シングルスでも頂点をめざす

左下のヤマでは、選抜3位の遠藤愛加/目﨑舞桜(新潟青陵・新潟)が3回戦で姿を消す波乱。勝ち上がったのは古茂田倭子/石橋結子(常総学院・茨城)だった。古茂田/石橋は「今までやってきたことをすべて出しきって、2人で楽しんでいこうとやったのが結果につながった」(古茂田)と、準々決勝で猿川優香/千北梨花子(八代白百合学園)に完勝。最終日は第1シードの大澤/石川との対戦になるが、「第1シードとかは関係なく、自分たちがどんどん攻めて日本一になれるように頑張ります」(石橋)と意気込んだ。

そして残る一つの枠には、昨日の団体で優勝を果たした柳井商工から明地陽菜/田口真彩が入った。ジュニアナショナル選手が多数入っている厳しいヤマだったが、明地/田口は4回戦で選抜3位の遠藤心夏/小笠原未結(青森山田)に対し、「何度も苦しい場面があったけど、そこを自分たちが我慢しきれた」とファイナル19本で勝利。準々決勝では神山和奏/木山琉聖(四天王寺・大阪)にストレート勝ちを収めた。「1、2年だからこそ、プレーが思いきってできる。それをコートで発揮していい結果が出たらいいなと思っています」(田口)。

選抜ではベスト8だった古茂田倭子(右)/石橋結子(常総学院)がベスト4入り
団体戦から勢いに乗る柳井商工の明地陽菜(右)/田口真彩

★女子ダブルスの結果(1回戦~準々決勝/トーナメント表)はこちら

■個人女子ダブルス準決勝のカード(13日)

大澤陽奈/石川心菜(青森山田・青森) ― 古茂田倭子/石橋結子(常総学院・茨城)

明地陽菜/田口真彩(柳井商工・山口) ― 杉山薫/田部真唯(ふたば未来学園・福島)

 

※富山インターハイの熱戦の模様は、8月20日(金)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

取材・文/吉井信行

写真/黒崎雅久

 

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