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【東京五輪】「予選リーグで負けたときは、家に帰らなくてはいけないんじゃないかと考えた」(王齊麟)<男子ダブルス・メダリスト記者会見>

東京2020バドミントン競技は、7月31日に男子ダブルスの3位決定戦、決勝が行なわれ、台湾の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン)が金メダル、中国の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)が銀メダル、マレーシアのアーロン・チア/ソー・ウィーイクが銅メダルを獲得。同日の表彰式後に行なわれたメダリスト記者会見の質疑応答を抜粋してお届けする。

――王齊麟/李洋ペア、おめでとうございます。台湾にとっては7つ目のオリンピックメダル。バドミントンでは初のメダル獲得です。それが金メダルということになります。シードなしのペアがオリンピックでメダルを得たのは初めてのことです。今のお気持ちは

李洋 本当にすごいことだったと思います。私たちは、実は初戦で負けています。敗戦から始まり、厳しいリーグ戦からここまで到達しました。私たちは互いに支え合ってきました。厳しいときは特にお互いを支えて、一歩一歩前に進んできました。私たちの先輩方、そしてパートナーに特に感謝をしたいと思います。私を選んでくれて、ありがとう。だからこそ、今、ここに立つことができています。

王齊麟 今もまだ現実とは思えないほどです。私たちを助けてくださった皆さん、ありがとうございます。そして、パートナー、先輩方のサポートなくして金メダルを獲得することはなかったと思います。

優勝を決めて、達成感と喜びに満ちた笑顔を見せる王齊麟(右)と李洋

――李俊慧/劉雨辰ペア、中国はオリンピックでは4回連続決勝に進んでいます。今日のパフォーマンスを振り返って、お気持ちは?

劉雨辰 まず、このステージに立つということはたいへんな道のりがありました。たくさんの努力をしました。コロナ禍において、この大会に向けて、本当に一生懸命準備をしてきました。銀メダルということはもちろん少しの後悔はありますが、さらなる努力を妨げる理由にはなりません。

――アーロン・チア/ソー・ウィーイクペア、マレーシアにとって男子ダブルスでは初のメダル獲得です

チア 本当に信じられない思いです。このような結果は期待もしていませんでした。日本に来る前に考えていたのは、とにかく最大限できることをやって、ベストを尽くそうということでした。コーチやスタッフ、家族、サポートしてくれた人たちに感謝したいです。

ソー パートナーであるアーロンに感謝したいです。彼は本当にたくさんのサポートをしてくれました。それから家族や私たちのチーム、サポートしてくれた人たちにも感謝したいと思います。

――王齊麟/李洋ペア、どうやってここまでパフォーマンスを上げてきたのでしょう

王齊麟 私たちがやってきたことは、ベストのレベルを上げることです。最大限ポテンシャルを上げようとトレーニングしてきました。

――王齊麟/李洋ペア、お二人の関係や歴史について教えてください

李洋 確かに、私たちは中学校のときからずっと友達で、お互いをよく知っています。お互いをよく知っているので、同じ目標に向かって、私たちがペアを組むことになりました。この関係性があるので、成功できたのではないかと思っています。もともとの目標はオリンピックに出て、この表彰台に立つということでした。本当に幸運だったと思います。私たちの最初のオリンピックにおいて表彰台の一番上に立つことができた。パートナーにお礼を言いたいです。私を見捨てずに、付き合ってくれた。ここに立つことができたのは、彼のおかげです。

――ペアを組んで、こんなに短期間でトップに立てた気持ちは。また、最後のマッチポイントではどんなことを考えていましたか

王齊麟 2019年にペアを組んだばかりです。こんな短期間ではありますが、この舞台に立つのは簡単なことではありませんでした。私たちは自分たちのポテンシャルを発揮し、バンコクの大会ですばらしい結果を出すことができて、それがトライアルとしてすばらしい自信になり、自分たちのベースを高めることができました。しかし、予選リーグでインドペアに負けたときに、私たちはほとんど崩れかかっていたと思います。家に帰らなくてはいけないんじゃないかと考えたくらいです。でも、最後の最後まで戦おうと思うことができて、それを続けられて、この旅路をサポートしてくれたすべての方に感謝します。

李洋 マッチポイントに関しては、相手がチャレンジをしていたので、私たちが喜んでしまったら、チャレンジが成功したとき、連続で失点してしまうかもしれないと話していました。でも、ありがたいことにチャレンジは失敗して、シャトルはコートに入っていました。

(左から)銀メダルの李俊慧/劉雨辰(中国)、金メダルの李洋/王齊麟(台湾)、銅メダルのアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)

――王齊麟/李洋ペア、今後に関しての夢や目標は

李洋 またゼロからやり直しです。今日起きたことは過去のものとして、さらに進んでいきます。アスリートとしては、継続してポジティブな姿勢を保つことが必要です。そして鍛錬を続けて、自分たちのパフォーマンスを評価して、お互いをサポートし続けなければなりません。

王齊麟 今、ここに立っていることだけを考えるのではなく、アスリートとしては何か簡単な目標を立てるというのではなく、今後も一歩一歩進んでいきます。パートナーも言っているように、ゼロからスタートするべきです。

李洋 付け加えるなら、原則に立ち返らなければなりません。バドミントンをすることは、悲しみよりも、楽しさ、喜びをもたらすものです。それが大事な点です。

――中国ペアへ、この決勝について。課題はどんなことでしたか

李俊慧 もちろん、相手が脅威になるだろうと思っていました。特に試合の中盤から私たちよりもうまくプレーしました。

劉雨辰 試合の入りは、私たちのほうがよかったと思うのですが、中盤以降はなかなかチャンスをつかむことができず、彼らのパフォーマンスがすばらしかったので、私たちのほうがエラーを犯すことになりました。それが最終的に試合の結果につながったのだと思います。

――中国ペア、銀メダルは二人の努力の結果です。パリ五輪に向けて、ペアを続けていきますか

劉雨辰 私たちは懸命に、この大会に向けて準備をしてきました。長い間一緒にトレーニングをしてきましたし、私たちにはたくさんの共通点があります。パンデミックの間、通常時のような練習ができないこともありました。私たちのチームのおかげで、ケガがあっても、適切な治療をしてもらい、最高のコンディションを整えることができました。私たちはペアとして、これからもっともっと進んでいきたいと思います。パリ五輪に向けて、一緒に進んでいきたいと思っています。

李俊慧 この試合に向けて、今までやってきた準備について、感謝したいと思います。もちろん今日、全力を出しきれたわけではありません。ですから、これから練習や試合を重ねて、さらなる結果を出せるよう全力を尽くしたいと思います。

 

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

 

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