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【全日本総合2020】「少しでもバドミントンのおもしさを伝えることができたら」(嘉村)25日/選手コメント-13

12月25日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)4日目は5種目の準々決勝が行なわれた。ここでは、男子ダブルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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園田啓悟/嘉村健士
(トナミ運輸)

準々決勝結果:金子祐樹/川本拓真(日本ユニシス)に2-0で勝利

園田 今の試合は、1、2回戦よりは、自分たちの持ち味であるドライブ戦などが要所で出ていたので、それをまた明日に向けて増やしていけたらいいなと思います。(試合勘は戻っている?)そうですね。この全日本総合での緊張感というのは練習とは違うと思うので、その辺では(これまでの試合が)自分たちのためになっているなとは実感しています。どうしても、試合の入りは緊張してしまうんですけど、自分を鼓舞しながらやっていきたい。(明日の保木/小林との試合は)先輩として、先輩の意地を見せられたらいいなと思います。

嘉村 今日は、後輩たち(金子/久保田)が負けていた相手でした。そこをしっかり勝たないと、今後の練習で示しがつかないので、そういった意味でも、プレーどうこうよりも勝ちを意識して、自分たちならこういう点数で勝てるんだぞと。そうすれば、練習でも金子/久保田は向かってくると思うので、そういった意味も含めて、今日はこの点差で勝つことができましたし、自分たちらしいプレーも少しずつできたのでよかったんじゃないかと思います。

明日も自分たちらしいプレーをすれば、しっかり勝つ事ができるという自信もありますので、気持ちと気持ちのぶつかり合いをして、少しでもバドミントンのおもしさを伝えることができたらなと思います。

岡村洋輝/小野寺雅之(右)
(日本ユニシス/早稲田大)

準々決勝結果:古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)に0-2で敗退

岡村 パフォーマンスは悪くなかったと思います。今日の相手のパフォーマンスも含めて、勝てた試合なんじゃないかと思います。1ゲーム目がもったいなくて、そこを勝ちきれなかったのがすごく悔しいです。2ゲーム目もシーソーゲームだったんですけど、そこを勝ちきれなくて。もったいない試合でしたね。サービスミスや、もう1回打てば決まるというところでミスをしたり、入れなくてはいけないところをミスしたり。簡単に相手に点をあげてしまったので、そういうところの差が出て、勝ちきれなかったと思います。また課題が見つかりました。

小野寺 最初はよかったんですけど、追いつかれたときに、自分が引いてしまった。前に中途半端に入る感じになって、ミスが増えてしまいました。勝っている時はいいんですけど、だんだん追いつかれて、引いてしまって、前に入れなくて、レシーブに回る展開が多くなってしまったので。特に、それは前衛の仕事なので。前衛の自分がつくって、後衛の岡村に決めてもらうことになるので、メンタル面も、技術面の上げていかないといけないですね。1、2回戦よりは自分たちのパフォーマンスはよかったと思うんですが、やっぱりA代表に食らいつくには、大事な場面でのミスが多かったのかなと思います。自分のサービスまわりのミスが多かったので、そこを強化していけばA代表に食らいつけるかなと思いました。

金子祐樹/川本拓真
(日本ユニシス)

準々決勝結果:園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)に0-2で敗戦

金子 楽しかったです。自分はミックス、川本はシングルスがメインなので、ダブルスは組んで練習し始めたのが11月くらい。それも週1回くらいの練習だったので、今回はとにかく“いけるところまでいこう”という感じでした。その中で昨日、金子(真大)/久保田(友之祐・トナミ運輸)と対戦して、楽しくなってきて。次、ソノカムとやりたいという気持ちが湧いてきて、頑張って勝つことができました。

以前のペアだったら自分たちのほうがプレッシャーを感じる立場だったけど、今回は相手のほうが代表としてのプレッシャーがあったと思います。今日はボコボコにされましたけど(苦笑)、試合ができたのはよかったです。

ベスト8に入れましたが、このペアで試合に出るのは、たぶんまた1年後ですね。1年に1回、七夕的な感じです(笑)。

川本 これが世界なんだって……とにかくスピードが速かったです。周りはみんな世界で戦っている選手たち。その中でプレーできたのは、すごくいい経験になりました。金子先輩は全部がすごい。自分が前にいて球が抜かれても、カバーしてくれるので安心感があって、プレーがやりやすかったです。2回戦を勝てたのは自信になりました。シングルスは初戦で負けて、まだまだと感じたので、来年、またこの舞台でリベンジできたらいいなと思います。

取材・構成/吉井信行、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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